短歌人7月号「贋作・三月の5日間」生野檀、同人2 2011-07-09 07:31:16 | 平成23年短歌人誌より わが異形の子宮に還りたがるきみか時折せつなそうな瞳をして 異形には事情があるのかも知れないが、子宮に還りたくなる男の気持ちは分かる。「せつなそうな瞳」が、性的なものも感じさせる。
大橋麻衣子「シャウト」罪の意識 2011-07-09 06:49:39 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 無神経な女のごとし大きなる身をひろげ咲く夕顔の花 作者にとって夕顔は源氏物語とは真逆のイメージだ。ただ同性から見れば源氏の夕顔も無神経な女と感じるのかも知れないが。夕顔の花を何故、無神経と感じたか。それは大きく咲いた花に嫌悪する女を感じたからだろう。