短歌人7月号「はじまる五月」猪幸絵、同人2 2011-07-11 05:54:31 | 平成23年短歌人誌より かざぐるまてんでに回りどのくらいたったか 少し縮んで帰る まるで「かざぐるま」に自身の糸を巻かれるたように感じたのではないか。時間の経過により冷静になった部分もあるだろうが、やはり「てんでに回」る「かざぐるま」の影響の方を強く感じる。
大橋麻衣子「シャウト」罪の意識 2011-07-11 05:54:03 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 罪の意識から沈みゆく時もあらん 夕日消え入るまでを見ている 罪の意識から沈んでゆくのは作者自身であり、夕日でもある。夕日は作者の分身であり投影でもある。夕日が消え入るように作者も消えたい。が、人は消えない。