短歌人7月号「会員1」村瀬直躬 2011-07-16 08:51:43 | 平成23年短歌人誌より 窓下に咲き充つすみだのさくら花君旅立ちの餞ならむ ニ句八音以外はきっちりと定型。多分、いろいろもっと言いたいことがあるに違いない。けれど、溢れ出すだけで言葉にならない。それを定型が優しく救う。終わりを与えるからだ。とりあえずの終わりは少しだけ節目をくれる。
大橋麻衣子「シャウト」箱庭 2011-07-16 08:51:16 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 やっと主婦になれましたとある年賀状いちばん下にして置いておく 「いちばん下に」したのは多分、見たくないからだろう。作者にとって「主婦」というのは、大いなる自己矛盾だから。