短歌人5月号「ひととせ」大和類子、初夏のプロムナード 2012-05-11 06:13:52 | 短歌人誌より 湯船より遠き夜汽車の音伝ふさざなみたてて真夜中の湯 湯船で夜汽車の音を真似する。さざなみが真夜中の湯を揺らす。作者はもう幻想の世界の旅人だ。そして私も湯船にいて夜汽車に乗っている心地だ。
阪森郁代「ボーラといふ北風」鬼門 2012-05-11 06:07:46 | クンストカンマー(美術収集室)短歌 海越えて来たる論には違ひなくスモークチーズを味はひながら スモークチーズは苦味を含みねっとりとした食感だ。海を越えて来たのはどんな論かは書かれていないので総ての論が全体的にといっていいだろう。