ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌人10月号「八月の木」金沢早苗、秋のプロムナード

2011-10-04 05:48:18 | 平成23年短歌人誌より
二年たてばこの街を去るきみとゐて蝋そくの火はみじかくあらず

二年は短いが蝋そくがなくなるまでは長い。時間に対する不思議な感覚。二年後に待つ別離と今は別れなくていいという安心。その狭間で蝋そくの炎のように揺れる。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。