ぶらつくらずべりい

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短歌人12月号「会員2」田平子

2011-12-18 05:55:08 | 平成23年短歌人誌より
空うつす水の面(おもて)のような空くもをうかべて秋の空あり

現実の反転がある。「空をうつす水の面のような空」、「空うつす水の面の空模様」ではない。そこが、この一首の謎であり謎に引き込まれていろいろと考える。私もよく空を見るから秋空の美しさは感じている。ただ秋空はあまりに美しくてどこかほんの少し過剰だと思う。そこを「水の面」と表現したのではないか。

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