父逝きて二年半なり母の手を握りて細き指輪に触れつ
われの手を行くたび褒めてくれる母 手のあたたかさなどをよろこび
手が生み出すもののなかで最も価値のあるものは温もりだろう。この二首を読んでいてつくづく思う。母は子供の手があたたかいだけで喜ぶ。あたたかいことは生きているということだ。
われの手を行くたび褒めてくれる母 手のあたたかさなどをよろこび
手が生み出すもののなかで最も価値のあるものは温もりだろう。この二首を読んでいてつくづく思う。母は子供の手があたたかいだけで喜ぶ。あたたかいことは生きているということだ。