ぶらつくらずべりい

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短歌人3月号「単独行」倉益敬、同人1

2012-03-28 04:58:35 | 短歌人誌より
急かされて家出のように抜け出そう雪山がまた僕を呼ぶから

下記の一首のような思いをしてもまた家を出る。

一昨年の年末だった息詰まるホワイトアウトに死にかけていた

「家出のように抜け出そう」の「そう」に込められた決意が面白いと思う。山登りはただ山に登る。それだけだ。何かを生産する訳ではない。だからこそこの決意が貴重だ。この殺伐とした効率を追うばかりの社会で。

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