ぶらつくらずべりい

短歌と詩のサイト

短歌。

2018-01-10 13:21:58 | 雑感
短歌。

少し長くて少し短い。

日常的な思考パターンでは読めない。

そして、日常生活において目に触れることはまずない。

なかった。

ほぼ皆無。

絶無?

意識的に手に取らなければ触れられない。

そして、触れる人を選択する。

まるで予め定められた恋人のように。

別れてしまえば、再会を躊躇する。

再び触れればそれと分かるのか。

また躊躇する。

読むことはあなたに触れることだから。

一人に慣れた私には扉のない壁のようだ。

ノックする場所もなく、脚立もなく、ただ天辺を呆然と馬鹿みたいに見上げて立ち尽くすだけ。

とりあえず、歌集を持ち歩こう。

そして、少しだけ盗み見よう。

あなたの内側の断片を。

罪の意識を抱きつつ。






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