![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/6b/9592cfecbaf863dec0b57fbc7d7b8d68.jpg)
(「宮ノ越宿・義仲館・徳恩寺」は直進の案内)
(宮ノ越宿2)
工事中で通行止めの旧中山道を諦めて、巴橋を戻り、木曽川の左側を歩き、
右手の葵橋で、宮ノ越宿・義仲館・徳恩寺は直進と案内がある。
左側にJRのガード、その手前に案内標識で
「左旗挙八幡宮・南宮神社」とあるのでガードをくぐると、
道路は爺ちゃんが言ったとおり、急坂道になる。
ヨイショ、ヨイショと一歩ずつゆっくり歩く。
坂道は先で左折しており、さらにその先は右折している。
登りの坂道はここまでで、右折後はT字路になり、
神社は「左折して200m先」の案内がある。
左手を見ると畑の真ん中にこんもりと木が茂っているところがある。
疲れた足を引きずって進むと鉄柱で支えた大きな欅が在り、
古ぼけた神社がある。
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(200mの案内)
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(八幡宮)
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(義仲館跡の石碑)
旗挙八幡宮である。
赤い鳥居の横に木曽義仲公館跡の立派な石碑がある。
館跡はあまり広くなく、松などの植木があるせいか、敷地は狭いものに感じた。
昔の館はおよそこのくらいの大きさであったのであろう。
以前鴻巣宿で 伝源経基居館跡を見たとき、
こんな狭いところが館?と思ったが、
少なくもそこには空壕りらしきものがあったが、
広さとしては想像していたよりは狭いものであった。
さて、旗挙八幡宮については、
(幼名を駒王丸と名づけられ養父 中原兼遠によって育てられた
義仲公は、この辺りの平地に城を構え八幡宮を祭ったと伝えられている。
十三歳にして元服。木曽次郎源義仲と改め、
治承四年(1180)一千余騎を従え、ここに平家打倒の旗挙をした。
時に義仲二十七歳であった。
以後旗挙八幡宮と呼ばれている。
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(大けやき)
社殿脇の大欅は樹齢約八百年と伝えられ、
公の時代より生きつづけ、落雷により傷ついたその姿は
悲劇の武将を物語ってくれるかのようである。)(日義村観光協会)
欅は科学的に調査され樹齢八百年が推定されている。
丁度、義仲公が旗挙した時期に植えられたもののようである。
後世の人たちが、自分たちに都合よく勝手に、
興味深い物語にしていったように思えてならない、。
木曽義仲は久寿元年(1154)源義賢の次男として武蔵国(今の
埼玉県嵐山町)に生まれたが、父が従兄弟の義平に討たれ、
この時二歳であった義仲(幼名駒王丸)は、木曽に逃れ中原兼遠に養育された。
兼遠の子供は、後の巴御前、今井兼平、樋口兼光がいた。兼遠の援助で、
義仲は平家追討の兵を挙げ、
京に上り征夷大将軍となり朝日将軍といわれたが、
源頼朝軍に攻められ滋賀県の粟津口で敗死した。
ときに31歳であった。
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(義仲橋)
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(義仲館)
元の道に戻って葵橋を渡らずに、爺ちゃんのいう二つ目の橋の袂には、
でかでかと義仲館右の看板がある。
橋を覗くと「義仲橋」であり、左折するとJR宮ノ越駅で、
逆に右折し橋を渡って、
右に公園を見ながら進むと義仲館はある。
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(巴と義仲の銅像)
義仲館の入り口では、義仲公と巴御前の銅像が出迎えてくれる。
扉を開け入館料を払うと、受付には知識豊富なガイドさんがいて、
館内を隈なく、もう結構ですと言いたくなるほど、詳しく案内して下さる。
時間があれば1時間くらい掛かるかもしれない。
館内は人形と絵画で、義仲の生涯を解りやすく解説している。
ざっと見て帰ろうとすると、タイミングよく別のお客様が来て、リュックを下ろしている。
早々に挨拶して徳音寺へ向かう。
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(徳音寺の石の門柱)