中山道ひとり歩る記(旧中山道を歩く)

旧中山道に沿って忠実に歩いたつもりです。

・芭蕉の道を歩く
・旧日光街道を歩く

お江戸日本橋(旧中山道を歩く 3)

2005年01月08日 10時43分09秒 | 1.武州(東京都)の旧中山道を歩く(1~26
(お江戸日本橋3)

(日本橋の文字は慶喜揮毫か)

童謡 「一寸法師」は次のような歌詞になっている。

〽指に足りない一寸法師
 小さな体に 大きな望み
 お椀の舟に 箸の櫂(かい)
 京へはるばる 上り行く〽

最後の一句「京へはるばる 上り行く」とある。

現在は新幹線などすべて、東京に向かって上りになる。
それは天皇が東京にいらっしゃるからだ。

しかし、五街道が出来た頃は天皇が京都にいらっしゃったので
「京へ上る」となる。この違いだけ頭に入れておきたい。

日本橋を後に、徒歩で京を目指すことにした。
途中、界隈に残る文明開化の足跡を訪ね、
往時の偉人を偲びながら、可能な限り史跡も訪ね、
写真もふんだんに撮りながら、できるだけ当時の様子を
伝えようと、盛り沢山に欲張って歩こうと思っている。


(お江戸日本橋の浮世絵)

♪お江戸日本橋 七つ立ち 初のぼり
行列そろえて アレワイサノサ
コチャ 高輪(たかなわ)夜明けて
提灯けす コチャエ コチャエ♪

とあるように、
昔の旅人は朝四時(歌の文句の/七つ立ち)に出発して、
第一番の宿場 高輪(品川)で夜明けを迎えた。
旅人は一日に約40キロの距離を歩いた。
しかし、始めに書いたように、ボクは史跡を訪ねながら
歩くので、そんなに遠くまでは歩けない。

中山道の第一の宿場 板橋に到着するのに
4日が必要であった。
真っすぐ歩けば十キロそこそこなのに、
ボクは優に60キロを超えていた。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿