ボランテア2回目 布草履
先週は私の都合でお休みさせていただきました
その間にお願いしていたシャツはカッとされ ロープ状に作って準備されていました。
そして今日は
草履の芯になる紐を ロープ状によりをかけて作る作業です
先回お話を伺っていた中で、昔は藁で縄を作っていた経験があるって 教えていただきました
この域になると私の方が弟子状態です。
最初は、椅子に座っての作業でしたが
だんだん熱が入ってくると、椅子からお尻が上がり 作業される姿はは真剣そのものです
要領を取り戻されるまでに時間がかかりましたが
1本2本と 本数を作られるに従い とても早く 目もそろってきました
4本のロープを2本組にして よりをかけていくと 見事なひも状に仕上がっていきます。
3足分のロープ紐が完成しました。 ↑
あまりにも見事な手さばきに、
私が、
「魔法の手ですね」 とお話しすると
ご本人は
「ホントにそうじゃろ」と笑顔いっぱいの返事が返ってきました
今日もあっという間の1時間でした。
楽しいことを見つけ活動される姿は その方の表情も明るくします
ご自身が持っておられ 忘れられていた技術を再現出来た その表情は
あふれる自信に変わります
私もパワーを頂く事が出来ました。
眠っていた才能が開花してこられたんでしょうか
ロープ丈につなぐにはどうされるんでしょう?
昔藁で編むときは藁を足していっていましたけど?
この分だとわらじを編むときも素晴らしい出来になりそうですね
ミッキーさんも楽しみですね
しめ縄を綯うのですが 70歳以上の人でないとなかなかうまくできません。
そもそも コンバインになって スイッチを切り替えて藁をとりよけ
干して括り保存するという仕事が面倒で 田舎でも藁が珍しくなりました。
お年寄になって 自分の得意分野も忘れ去られていたのが
これを機に 勘を取り戻されて ワクワクされたでしょうね。
布草履作りを通じご本人のやる気を引き出し
意欲的生活を維持していただける
その些細な働きかけの一部です。
この活動を通じ 表情が回を重ねるごとに明るくなっていただけるのがうれしいです。
ロープをよるときは
必要な長さにビニールひもをカットし
元から本人さんがよる方向の反対
つまり、先方向のねじれを私がほどしながら作業しましたよ。
藁から作るロープは先の絡みは出ませんがビニールロープは絡みを溶いていかないといけませんね。
時代の流れ
作業が自動化され楽になった分、不要になる工程も当然出てきます。
手作りで行われていた部分は、
時とともにドンドン忘れ去られていきます。
輝いていた現役時代にタイムスリップされ
その時を笑顔と共に取り戻されていく過程に
同席させていただき
私も胸が熱くなりました。
この先が楽しみです
ずっとしていない事は手が忘れますのでね
その分脳がお休みをしているわけで
こうして思い出す事で脳も活性化しますねえ
そしてミッキーさんの先生役になられた事で
自分が必要とされていると感じた事が
益々良い循環を生んだのでしょう
良い方とコンビになられましたね(^ロ^v)ぴぃす
彼が持っておられたことを少し思い出して
やっていただいてみよう
のお手伝い係だと思っています
今後の進展が楽しみです。
手でよりをかけながら、よりと反対方向に編んでいく。
なかなか出来なくて、苦労しましたよ。
おじいちゃんの手をみて、
「そうだ、この手つきだった」と思い出しました。
手が覚えている、素敵ですね、
私は何を覚えて歳を重ねていくのだろう。
私なんぞ中々この手つきには入門もできません
まさに人間マシーン
本当にそんな感じを受けました。
自分がまわりから認めてもらえるって
意欲が持てますし何より
日々の生活の意欲向上になりますね。