在りし日の福島第一原子力発電所です。
、、こうしてみると、海は近いですね。。
ここの代表電話番号をマイカーのカーナビに打ち込んで走り出してみましょう。
注:現在の臨時代表電話 0240-30-9301 ではなく、
大震災以前の 0240-32-2101 でヨロシク。
関西の方も、ぜひやってみてくださいね~
リアルに出る直線距離、方向、到達所要時間。
かなり近くてビックリ。
もちろん、例えば、伊方0894 39 1702、大飯0770 77 1131など近所の原発でもよいですが!
因みに、我が家から伊方原発まで直線で約8百㎞でした。スマフォ地図でも出るのかな?
いずれにしても、その『近さ』に考えさせられます。
そして、福島第一に向かって少し車を走らせてみたら、ドンドン短くなる距離と時間!
●距離と方向を確認したらいざという時の逃げ先を考えなくちゃ。
政府がきちんとした、しかも迅速な避難指示を出してくれるとは期待できないので…
国道六号に出ました。えー、距離は138kmですね。
ここで、今日の機材を紹介しましょう。
これを助手席のサンバイザーに付けてみます。
そこにコンデジをセットします。
外から見ればこんな感じ。
セット完了、リモコンでシャッターをきってみます。
さぁ出発、途中での一枚、あと45kmですね。
途中のPAにて、、
●さて今現在、我々一般人でも福島第一原子力発電所の直近、爆発した原子炉建屋から2400メートルまで近づく事が可能となっています。
事故の原発からわずかに2.4㎞…そこでは、検問に止められることはなく防護服などの装備も求められません。
その場所、旧称・陸前浜街道、すなわち国道6号線が(昨年9月15日から)全線開通をしているからです。
注:原発に近い地域は四輪車のみ通行可。
歩行者、自転車、バイクは禁止。
帰宅困難地域では避難住民の家があるので沿道にはバリケードがあり立ち入り禁止。
●さらに、常磐高速道路が全線開通を目指し工事中です。大震災前に開通していた区間は既に復旧していまして、未完成区間を、と言う事です。
えーと、浪江ICから既開通区間をはさんだ仙台までが昨年の12月6日に開通、残りの第一原発直近の常磐富岡ICから浪江ICまでが本年3月に開通します。
首相が公言したので実現はするのでしょう。
首都圏から仙台に常磐高速道路が貫通し、東北道、4号線、6号線と合わせて選択肢が増えてヨカッタ!
…って思います?
国道6号線の第一原発に近いところは、かなりの高線量が報告されています。
高速道路も、富岡まで行けばかなりの放射線量で…が公表されています。
自己責任、って言えばそれまでですが、広野町と楢葉町の境の辺りに行くと、やはり国道6号線が開通しているので交通量がかなり増えていましたよ。
物流の大型トレーラーがバンバン南下してきます。
このドライバーたち、仙台から首都圏へと、距離的には近いけど、第一原発至近を通るのにどんな心境なのでしょうね。会社の指示?あるいは納期の関係でやむを得ない選択で…
事故や工事で渋滞したらずっと高い線量にさらされる危険もあります。
高速道路が通行止めになった場合のバックアップである国道が必要なのは分かりますが、じゃ例えば高速沿いに6号線バイパスを通すとなれば帰宅困難地域で土地買収、除せんしてない山野を切り開く危険…
放射線量の表示がありました。
国道6号線
トンネルが多いです。
対向車が無い時には撮ってみます。
広野駅に到着、駅前はほぼ無人。でもタクシーが数台、待機中でした。
●ちなみに、もう一つの選択肢のJR常磐線ですが、広野駅と楢葉町の竜田駅間が昨年6月1日から再開はしました。
がしかし、これがまた原ノ町にまで延ばすかというとそれは時期はわかりませんよね。
今回、広野駅に立ち寄ってみましたが、駅前に人通りは全くありませんでした。
正午近くで通行人はゼロです。
客まちのタクシーが数台待機していましたが、商売になるのかな…
営業中の店は駅前で二軒ほど。布団を外に干してある民家もありました。
ここら辺りの放射線値は、東京の20~30倍くらいかな?
普通に生活して制限の無い地域です。
私は、警戒区域には入りませんでした。
正直に言うとビビったからですが。
通行人はほぼゼロ。好天の土曜日のお昼ころです。
国道に戻る、前方には火力発電所の煙突。
ここは東北ですが、東電の発電所です。
●追加情報
国が設定している放射線量の除染基準は、毎時0.23マイクロシーベルトです。
(地上高さ1m)
開通した国道6号線を通過すると、その積算放射線線量は1.2マイクロシーベルトです。
(片道一回の通行で!)
これは一回にしては高いよね…
(福島県被害地域の以外では、おおよそ毎時0.03~0.06マイクロシーベルトです。
ほとんどは自然界の放射線です)
●安倍総理と言えば、常磐高速道路を今年の3月1日完全開通に前倒しさせると選挙中に公言しました。
都心から車で福島第一原発前まで、3時間かからずに行けるようになります。
仙台方面との物流が劇的に変わることは確かでしょう。
問題はやはり、一般人が制限なく通行出来る場所でも、他の地域より数十~数百倍の放射線量の高さが測定されること。
充分な検証もされず、選挙中のリップサービスで発言されたのならこれはマズいですよね。
そう、インターに接続される県道や町道だって除染せにゃならんのですよ!
(これに関しては、ネクスコの発表よりも、常に総理の発言が先行しているです)
先日の福島訪問で感じた、国道6号線全面開通での交通量増加もどうなるか…
広野町のインターは国道が近かったです。
しかし、JR常磐線の不通区間を高速バスで接続するとなると、広野駅はパスされるかも…
ますます寂しくなっちゃう?
やはり実際に行ってみたら、町に人が見られないのが気になりました。
採算を考えて、いわき駅から原ノ町駅経由仙台駅とするのが現実的かなぁ?
●前々から住民の減少が続いてきた福島県浜通り、原発事故が拍車をかけてしまいましたね。
踏ん切りがつかなかった人々に、転出を決心させてしまったかもしれません。
この先はまだ住んではいけない地域なのでここで帰途につきます。
四ツ倉漁港につきました。
前回はこんな感じだったけど・・
今回は、、、
この漁船が残されていました・・
幼稚園?の滑り台が残っていました。。
海岸は絶景が、、穏やかな海でした。。
この道を通って茨城県に戻りましょう。
先月末、JR常磐線の不通区間をバスで接続する事が発表されましたね。
原ノ町駅と竜田駅間を1日2往復します。
帰宅困難区域には停車はしません。
バスには放射線量の測定器が設置されるそうです。
乗客は葛藤しつつの乗車となりそうです。
運転手も専任ではなく、積算線量を数えながらの交代となるのでしょう。
では、、