未公開在庫を探す日々です。
●さて、農水省様の通達により、『削りぶし品質基準』が改正されて、来月の9月5日から『かつお削りぶし』の正しい呼び名が
『かつおのふしのみを削ったもの又はこれとかつおのかれぶしを削ったものを混合したもの』
…になります。この『かつおのふしのみを削ったもの又はこれとかつおのかれぶしを削ったものを混合したもの』は、明らかに『かつおぶし削りぶし』とは区別されるべき存在であって、今後は、一種類の魚のかれぶしを使った『かつおぶし削りぶし』は『かれぶし削りぶし』又は単に『かれぶし削り』と呼ぶ事になります
…わかるかな?
そうです。冷や奴やお好み焼きなんかに
《おいちょっと!これだけぢゃなんだから『かつおのふしのみを削ったもの又はこれとかつおのかれぶしを削ったものを混合したもの』をかけてくれい!
あっそうそう、『削りぶしのうち日本工業規格Z8801-1(2006)に規定する目開き2㎜の試験用ふるいを通過した削り粉』砕片が入っても良いからね!》
ってな感じになります。
(いや、ならないか?)
注:今までは、ごく一般的に『かつお削りぶし』って言えば、かつおの身を煮てから薫乾したもの(ふし)の削りでした
『かつおぶし削りぶし』は、かつおのふしに良質のカビを複数回つけたもの(かれぶし)を削ったもの。これにより『かつお削りぶし』よりはコクが出る事になります
そう、皆さんは今まで、『かつお削りぶし』を食べていると思っていても、実は、よりコクのある『かつおぶし削りぶし』を食べていたのかもしれませんよ!
まとめると、
かつおの『かれぶし』とは、かつおの頭や内蔵を除いた身を煮てから薫乾した『ふし』に良質のカビをつけたもの。これを削ったのが『かつおかれぶし削りぶし』
『ふし』、又は煮干しか圧搾煮干しを削ったのが『削りぶし』。これは、コクのある、『かれぶし』よりはアッサリした味わいで。
特に、かつおのみを使った『ふし』の削りぶしを『花かつお』と呼ぶ事も出来ます
かつおと、そうだがつお・イワシなどのミックス削りぶしは『混合削りぶし』
削りぶしは、その削った大きさで薄削り、厚削り、糸削り、破片、粉末混合、粉末に別れます。粉末は、例の2㎜のふるいを通過するものね!
これらは、包装容器などに表示する必要があります。
がしかし、
透明度が高く外観から容易に内容が確認出来て、なおかつ内容量が5グラム以下のモノは表示を省略できる規定となっています
これはアナタ!かつお削りぶしを作って三百年の老舗『にんべん』が開発した大ヒット商品、フレッシュパックの小袋が基本的に5グラムな事に由来していると思ってます。私は。
かなり業界寄りの法律ですかね~