地震の時、落下したリビングの時計です。
その時間で止まったままでした。。
電池がどこかに飛んでいった、と思っていたら、今夜聞いたらひろってあるとのこと。
ふたたび始動する前に記念撮影です。。
3月5日の梅。。
一般的に言う電波時計の、時刻合わせの電波が止まっています。
独立行政法人 情報通信研究機構の標準電波送信所で40kHz標準電波を発射している福島県の送信所です。事故を起こしている原発から16キロの距離だそうです。従って、関係者は全員避難していますから。
避難命令に伴い3月12日19時46分JSTより停波中で、復旧見込みは未定です。
問題の『おおたかどや山標準電波送信所』は、福島県田村市都路町と、双葉郡川内村境界の大鷹鳥谷(おおたかどや)山頂付近に所在しているのです。
もう一つの、はがね山標準電波送信所は、佐賀県佐賀市富士町と、福岡県糸島市境界の羽金山(はがねやま)山頂付近で、60kHz標準電波を正常送信中です。
電波時計は、標準電波を受信しない場合は通常のクオーツ時計と同じ時間精度で時を刻みます。当面は、東日本から北海道の方は電波時計として機能はしない可能性があるのですが、まさしく国難の時期ですから堪忍してほしいですね(時計メーカーに苦情が来ているそうですが)
●そもそも、1秒とは、1967年国際度量衡総会でセシウム133原子の基底状態の2つの超微細準位(F=4,M=0およびF=3,M=0)間の遷移に対応する放射の91億9263万1770周期継続時間である、と定義されています。
通信総合研究所にあるセシウム一次周波数標準器CRL-01は170万年に1秒しか狂わない優れた時計だそうで。
がしかし、我々の普段の生活では、さほどの正確さは求められないでしょう。
まぁ、GPSを使う地震観測や、何かの研究所などでは影響はあるかもしれませんが…
そのセシウム133は、自然界に、微量に存在するもの。133の同位元素であるセシウム137が、今回の原発事故でも問題となっているものです。
●実は、今回の地震で、地球の形状軸が約17㎝動いて、地球の自転速度が上がって1日の長さが約180万分の1秒短くなったそうなのですね。
★私は、今回の地震で、エネルギーの無駄遣いを反省するきっかけになりました。浪費する電気や水を減らす努力を始めました。もちろん、被災地に対する自粛の意味もあるのですが、落ち着いたとしても、長く継続していきたいと思っています。
●追記
韓国で、核分裂で生成されるセシウム137が観測されたそうです。これは、福島原発からの、ではなく、中国大陸から黄砂にのってやってきたものだそうです。
中国で、なんらかの核の活動があるみたいですね…その内、西日本でも観測されるかもしれません。