去る6月30日、東海道新幹線の車内で71歳の男が焼身自殺し、乗客の女性が巻き添えで死亡、他に26人が重軽傷を負うという事件が起きた。まことに痛ましい事件であり、事実上の放火は許せるものではない。新聞やテレビはこの事件を大々的に伝えているので、詳しいことは省略する。ただ、私がここで言いたいのは、焼身自殺した71歳の高齢者のことである。この男、つまり林崎春生容疑者に関心を持たざるを得ないのだ。今後の事 . . . 本文を読む
国会は安保法案をめぐって与野党の対立が激化しているが、法案そのものではなく、別の視点から問題点を探っていきたい。安保法案は今国会の最重要案件だが、以前はこれほどの「問題法案」が出てくると、自民党など与党の中でも賛否両論が湧き上がったものである。ところが、今回はほとんど批判的な意見が出てこない。自民党にはもちろん“リベラル”な議員もいるはずだが、彼らの声はほとんど聞こえてこな . . . 本文を読む
以下の「日刊ゲンダイ」の記事を読んでもらえれば分かるが、創価大学の教員や学生らが安保法案に反対する署名サイトを立ち上げたところ、それを“仏敵”などと罵倒する嫌がらせが続発しているそうだ。ジャーナリストの乙骨正生氏の話では、たぶん創価学会関係者の仕業だろうということだが、もしそれが事実なら非常に嘆かわしいことだ。参考までに、以下に「日刊ゲンダイ」の記事を載せておくので読んでい . . . 本文を読む
学徒出陣
学徒出陣の映像を見ていると、国家とは何かとふと思ってしまう。 国家とは国民の生命、財産、幸福などを守ってくれるはずなのだが、この映像を見ていると、はたしてそうなのかと疑問が湧いてくる。20歳そこそこの学生たちがペンを捨て、銃を担いで続々と戦地へと赴く。国家の危急存亡の折だけにやむを得ないのか。学生たちは何を思いながら戦地へと赴いたのか・・・上の映像は、1943年(昭和18年)10月2 . . . 本文を読む