矢嶋武弘・Takehiroの部屋

われ在り 故に われ発信す
83歳のジジイ 日一日の命

狂句

2025年03月05日 03時53分20秒 | 詩、その他
<以下の狂句を復刻します> 春風よ ゆるゆる吹いて おくれかな 飲めや酔え 狂わんばかりの 桜花 孫たちに また会おうねと 春休み 四月バカ 気をつけていて 引っかかる さようなら 来年またねと ストーブかな 飲んで寝て また起きて飲む 春の夜 ドタキャンで 飲む酒わびし 春の宵 葉桜を 観て来年も よろしくね . . . 本文を読む
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夏雲

2025年03月04日 03時30分48秒 | 詩、その他
自転車を夢中で漕いでくる 汗びっしょりだ荒川の土手にのぼると 僕は草むらに寝転がった夏草が頬にかぶり 乾いた匂いがかすかに漂う仰向いて空を見上げると 限りなく青空が広がっている真っ白な夏雲が 幾つも幾つも流れてくる 僕はその雲を眺めた 形をわずかに変えながら雲は頭上を通り過ぎてゆく ゆったりとゆっくりとすると白い“綿”の中から 少女の面影が現われたそれはしだいに大きくなり . . . 本文を読む
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水色の振袖

2025年03月04日 03時24分50秒 | 詩、その他
卒業式の日 君は水色の振袖を着ていたね 別れの日だった 君と言葉をかわすこともなく 僕はひとり 街をさまよった さようなら さようなら・・・心の中で 君につぶやく 水色の振袖は とても似合っていたよ その君と もう会えないかもしれない 春は 別れの季節なのだ さびしくて 心残りだが 人と別れ そして 人はよみがえるのだろうか&n . . . 本文を読む
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燃焼

2025年02月28日 05時30分08秒 | 詩、その他
人生とは燃焼することだから出来るだけ完全燃焼しよう! 不完全燃焼は良くない最後は“燃えかす”になることだ . . . 本文を読む
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脳のMRI検査

2025年02月21日 13時35分17秒 | 詩、その他
〈以下の詩は2008年5月29日に書いたものです。〉 「30分ぐらいで終わります 顔を動かさないでください」担当の医師が そう言った検査台に あお向けになった俺は額と顎に しっかりとベルトをかけられる 「工事現場のような音がしますよ では始めましょう」やがて ガガガガガガ~ ギギギギギギ~ブルンブルンブルン ゴンゴンゴンゴン・・・こりゃまったく 道路工事現場の音だ 電波でも磁気でも 俺の頭に . . . 本文を読む
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<詩> 天上の喫茶店

2025年02月15日 13時36分58秒 | 詩、その他
かつて 憧れの女子大生がいた 僕が夢見たのは 彼女と喫茶店に行くことだ 何度も何度も その機会をうかがった しかし 一度も行くことができなかったどうしてだろう 僕が不器用で誘い下手なのか 意気地なしで奥手なのか彼女が高慢ちきで 冷たいのか 僕を嫌って避けていたのかそれは分からない それは分からないが 彼女を誘い出せなかったのが 悔やまれる かつて 喫茶店は“オアシス”だっ . . . 本文を読む
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あの夏の日々 

2025年02月14日 03時14分25秒 | 詩、その他
 少年は東京駅から列車に乗る 十数時間後に姫路駅に着いた 少女がやさしく出迎える 少年は少女の家に泊めてもらった 少女の母が少年の母に 電話で「無事に着いた」と報告する 次の日 少年と少女は姫路城を見に行った 木や草に夏の薫りがただよう 麗しい城 天守閣に登ると 汗がにじんだ肌を そよ風が心地よく撫でていく  帰宅すると 少女はピアノを弾く つっかえつっかえだが 「乙女の祈り」を これは彼のため . . . 本文を読む
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南大門(ナムデムン)悲歌

2025年02月10日 03時51分16秒 | 詩、その他
<2008年2月12日に書いた詩を復刻します> 燃えさかる紅蓮の炎に ナムデムンは 身をよじらせて崩れ落ちた 絶世の美女よ ソウルの 韓国の誇りよ 貴女は姿を消したのかこれまで何度も 貴女を拝み見たのに その姿は 灰になってしまったのか韓国の人々は 悲しみに沈んでいるだろう そして 憤っているだろう私も悲しい 放火した奴が憎い なぜ 絶世の美女に火をつけたのか美しいから 妬ましいのか 国の宝 . . . 本文を読む
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愛の巣

2025年02月09日 02時24分42秒 | 詩、その他
ここは 君と僕との 愛の巣だよ3DKと 小さな家だけど 二人にとっては 広い巣だだけど 赤ちゃんが次々に生まれたら どうしよう 狭くなるかな でも 今は広い愛の巣だ 今は僕らにとって 充分な家だ 35年払いのローン それが何だと言うのだ 僕らには愛がある朝はいつも 君に見送られて 僕は家を出る仕事で どんなに遅く帰っても 君は待っていてくれる暖かい食事と 素敵な音楽が 僕らを満たしてくれるのだ . . . 本文を読む
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永遠の命よ

2025年02月02日 14時48分32秒 | 詩、その他
 地球は 静まりかえっていたのだろうか 太古 生き物がいなかった時代 でも 生の息吹は 徐々に芽生えてきたのだろう 沈黙の地球 神のみぞ知る世界  なぜ 生き物は生まれたの? 科学者の学説は 聞き飽きた もう説明はいらない 神が地球に 命を与えたのだ そして 命の輪が さらに輪を広げていった &nb . . . 本文を読む
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五月の歌(Mailied・ゲーテの詩)

2025年01月31日 11時15分29秒 | 詩、その他
若き日のゲーテ ドイツの大詩人・ゲーテが満21歳のころに作った詩。青春の恋心と自然の情景がこれほど見事に融合した詩は滅多にない。そして、生きる喜びを高らかに謳っているのだ。大好きな詩である。 訳者は大山定一氏で少し古い印象を受けるが、そのまま載せておこう。 『自然はうつくしく われに燃え 太陽はかがやき 野辺はわらう小枝に咲きみつる 花々 しげみを洩るる 鳥のこえわが胸にわく よろこび お . . . 本文を読む
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<復刻> みんな “コロナ”に負けるな!

2025年01月27日 14時09分37秒 | 詩、その他
左翼も右翼も 負けるな! 中道も 負けるな! みんな 負けるな! 新型コロナウィルスに負けるな! みんな 頑張っていこう!!   (2020年4月12日)     . . . 本文を読む
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純子17歳

2025年01月22日 14時44分05秒 | 詩、その他
(遠い夏の思い出) けさ 純子の夢を見た 純子17歳 僕も17歳君が旅立つ前に 僕らは何度も会ったね六甲山を散歩したり わが家でも会ったり僕らは手を握り合って 別れを惜しんだ君は水色のブラウスが とてもよく似合ってたよ「1年間さようなら 手紙をちょうだいね」僕がそう言うと 君は黙ってうなずいた 横浜の埠頭に 五色のテープが飛びかい君は船のデッキから 手を振りほほ笑んだ純子は太平洋を渡り . . . 本文を読む
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<詩> 幸せな自転車

2025年01月21日 03時08分00秒 | 詩、その他
僕は新品の自転車だ 今日も元気いっぱい!先日 美しいお嬢さんが 僕を買ってくれた毎朝 お嬢さんが 僕を運転してくれる柔らかい両手が 僕の“両手首”を握りしめるそれに お嬢さんの暖かい体が 僕を包んでくれるかぐわしい息吹が漂ってきて 僕はもう有頂天だ 優しい運転で 僕はスイスイと走る信号待ちになると お嬢さんがいたわってくれるそして 発車オーライ また僕は走り始める . . . 本文を読む
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永遠の人

2025年01月19日 14時23分59秒 | 詩、その他
あなたと同じ空気を吸い 同じ陽光を浴び 同じ雨に濡れる 100億年の宇宙の中で 一瞬のこの時を 共にできる幸せ ああ 永遠の人よ 私の女神よ これは奇跡ではないのか この世に生まれ この世を去る 一瞬の灯りの中の命よ それは儚(はかな)くても 永遠の光に満ちている 宇宙の彼方まで 愛よ 命よ 灯りに群がる羽虫のように 私は息づく この世は . . . 本文を読む
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