国会は安保法案をめぐって与野党の対立が激化しているが、法案そのものではなく、別の視点から問題点を探っていきたい。
安保法案は今国会の最重要案件だが、以前はこれほどの「問題法案」が出てくると、自民党など与党の中でも賛否両論が湧き上がったものである。ところが、今回はほとんど批判的な意見が出てこない。自民党にはもちろん“リベラル”な議員もいるはずだが、彼らの声はほとんど聞こえてこないのだ。まるで“ファシズム”政党のようだ。
これはどうしたことか。自民党には党内民主主義があるはずだが、そんなものは消滅してしまったのか。よく指摘されるが、「小選挙区制」になると、党執行部が選挙も金もポストも全てを牛耳るから、一般の議員は何も言えなくなるという。もし党の方針に異論を唱えるなら、除名や離党などを覚悟しなければならないだろう。
もしそうなら、自民党はなんと不自由で閉鎖的な政党に落ちぶれてしまったのか! それでも良いと言う人もいるだろうが、以前の活力ある談論風発の姿はまったく消えてしまったのだ。実に寂しい。上意下達で、上からの指示や命令に従うだけの集団になってしまったのだ。
むろん、党内抗争や派閥争いが良いと言っているのではない。しかし、良い意味での議論や切磋琢磨が消えてしまったのではないか。 これも小選挙区制の導入が大きく影響しているようだが、あまりにも寂しい限りだ。以前は党内に必ず、反主流派や非主流派というものがあって、重要法案については熱い議論が戦わされたものだ。今はそんなものはまったくない。
これが民主主義の政党だろうか。いや、ファシズム政党だ! 民主党にもいろいろ問題があったが、党内民主主義だけは自民党よりマシだったと思う。嫌なら出て行け、さっさと離党しろといった姿勢は、まさにファシズム・全体主義である。これが「安倍自民党」の本質だが、来月の総裁選では安倍首相が無投票で再選されるという。もうどうでもいいが、自民党はますます“ファシズム化”するだけだ!
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