屋久島の世界自然遺産森あるきツアーの新たな魅力発見のため、西部林道に現地調査に行ってきました。
一言でいうとつる性の植物などが多い亜熱帯性の森はジャングルチックです。
こちらはアコウの巨木。気根と呼ばれる根っこが樹皮にまとわりついています。
オオタニワタリというシダ植物が着生しているのも特徴です。
こちらはアコウでなくガジュマルの気根(空気中に出す根っこ)が光に照らされてきれいでした。
岩の上から樹木の根っこがロープのように伸びてきて地面まで来ています。このようになるまで何年ぐらいかかるのでしょうか。
ヤクシカの警戒する声が聞こえてきたのでその方向を見てみると小鹿を発見!
周りにも数頭のシカがいました。通常、お母さんと子供のシカが一緒にいるのですが、ここ西部林道は密度が高いので少し群れのようになっています。
近くにはヤクシマザルを発見。何か向こうの方が気になるようです。
こちらにあまり警戒せず近づいてきました。ここは昔からサルの研究フィールドとして使われてきたせいもあり、あまり人を恐れていません。
太陽の光を背中に浴びて気持ちよさそうです。日当たりのよい所や岩の上でよく見かけます。
本州のニホンザルに比べ、小型だったり、体毛が長かったり、少しづつ違いがあります。
人間と近いので見ているだけで面白いですよ。なんとなく自分のおじいちゃんに似ていたり・・・。
またまたヤクシカを発見。最初は警戒心が強くこちらをジッと見つめてきます。
熱い視線を感じます。そんなに見ないで!
こちらが危害は加えないよ~と大人しくしているとシカたちも徐々に警戒心を解いていってくれます。
木の下でシカがなにかを食べていますが、このような時は見上げてみると・・・
木の上でヤクシマザル達が果実を頬張っています。
シカたちは木の下でサルのおこぼれを待ち構えています。
この日は沢山のヤクシマザルとヤクシカに出会うことができました。
動物に興味がある方はぜひ世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーにご参加ください。
お待ちしております。