屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

世界自然遺産の森あるき~屋久島西部林道ガイドツアー

2020年01月17日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー

冬でも楽しめる屋久島のトレッキングコースをご紹介。

第一弾はプチ登山の番屋峰コース、第二弾は蛇の口の滝コースで今回は第3弾。

屋久島の世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーをご紹介いたします。

屋久島と言えば世界自然遺産で有名ですが、屋久島全部が世界遺産ではありません。屋久島の約5分の1程度となっています。

どこの世界自然遺産エリアも頑張って山登りをしないとたどりつけないような場所なのですが、西部林道地域は車で簡単に行くことができます。

車で通り過ぎるだけでも動物に会える可能性が高いですが、ぜひガイドと一緒に森の中を歩いていただけると新たな発見があると思います。

ヤクシマザル
 
西部林道は屋久島でもヤクシマザルとヤクシカが見られる有数の場所です。

早速、お猿さんがお出迎え。真ん中にはアカンボウがいますよ。ちなみに写真の中にヤクシマザルが8頭か9頭います。

 
 森の中に入るといろいろな形で生きているいろいろな樹木に出会うことができます。こちらは「板根」
 
 
 
 
 
 
ジャングルチックでつる性の植物が多く見られます。
 
 
足を広げたような姿のシマサルスベリの木。
 
 
台風の多い屋久島、根っこを広げ倒れないように生きています。
 
 
すぐそばには清流が流れていて、最適な休憩場所です。
 
 
「真実の口」、「ムンクの叫び」のように見えました。手を入れてみるのも面白いですよ。
 
屋久島西部林道ガイドツアー
 
この森の代表的な樹木、ガジュマル。気根と呼ばれる根っこをたくさん出します。
 
 
屋久島ではよく岩を木の根っこが抱いています。ちなみにこちらはガジュマルの木ではありません。
 
 
もちろんヤクシカも観察することができます。警戒心が強く、こちらをじっと見つめてきます。
 
 
実はこの辺りは人が住んでいたところ。大概、お酒好きの島人らしく一升瓶がよく見つかります。
 
 
ちょっと怖い大岩を登ると世界自然遺産になった理由のひとつでもある照葉樹の森を一望できます。
 
 
振り返ると大海原、絶景ポイントです。
 
 
お隣の島「口永良部島」。緑の火山島と呼ばれ今でも噴煙をあげています。
 
屋久島世界自然遺産ツアー
 
大体この辺りでいつもお昼ご飯を食べています。海を見ながらゆったりとした時間を過ごすのは至福のひと時です。
 
 
夏であればこちらで水遊びをすることもできます。子供がいるご家庭は辛い縄文杉コースに行くよりは、このような所で水遊びをした方がお子さんは喜びますよ。

ちなみに撮影時期は1月。

こちらのコースは標高が低いため、冬でも緑の濃い自然を楽しむことができます。

屋久島自然学校の世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーはこちら。


※写真好きな方はフォトトレッキングツアーも開催しております。

今回の撮影機材:PENTAX(ペンタックス)K-1

レンズ:HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR

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冬でも楽しめる屋久島のトレッキングコース・蛇之口の滝

2020年01月12日 | 屋久島蛇之口の滝ツアー
 
今さらなのですが昨年の11月に行ってきた蛇の口の滝トレッキングコースをご紹介いたします。

標高が低いところなので冬でも安心して登ることができます。また、冬は虫がいないので意外と快適です。

 
最初の方は里に近いせいもあり、亜熱帯性の植物がみられます。
 
 
ボチョウジ。カラフルな実がとても目立ちます。
 
 
珍しい植物ヤッコソウ。他の樹木の根っこに寄生しています。
 
 
白谷雲水峡に限らず屋久島では苔むしたところを時々見ることができます。屋久島はそれだけ雨が多いです。
 
 
 アコウの大木。屋久島では屋久杉以外の樹木も数百年も生きて大木になっていたりします。
 
 
 大きなキノコを発見!サルノコシカケの仲間だと思われます。
 
 
 炭焼き窯の入口にヒメシャラの木が乗っかっていました。里山(屋久島では前岳という)では昔よく炭を焼いていたようです。
 
 
 看板も時間とともにこのようになってしまったり。
 
 
川の近くで見られるホソバハグマの花。屋久島の固有種。
 
 
坊主頭を触っているような感触のコケ、アラハシラガゴケ。
 
 
こちらも結構珍しいヘツカリンドウの花。
 
 
どんぐりがいっぱい落ちていました。トトロの影響か、どんぐりを見るとちょっぴりうれしくなります。
 
 
途中、きれいな川を渡っていきますが、ここが一番危ないところ。大雨が降ると増水して渡ることができなくなります。安全の為にもなるべくガイドさんを頼んでくださいね。
 
 
蛇の口の滝に到着。水量は少ないですが、スケールの大きな滝です。
 
 
大きな花崗岩の岩。夏であれば泳ぐこともできますがライフジャケットは必ず着用しましょう。水は冷たく、海に比べて身体は浮きませんよ。
 
 
 
 
 
帰りはこんな河原で休憩しました。時間に余裕のあるコースなのでゆっくりくつろぐことができます。

また、下山口には尾之間温泉があるので温泉に入って帰ることもできます。登山のあとの温泉は最高ですね。

屋久島自然学校の蛇之口の滝トレッキングツアーはこちら。

 
ベンチも苔むしてきます。
 
 
折れてもなお生き続けています。

屋久島は縄文杉以外も見どころがあるのでぜひ見に来てくださいね。 

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白谷雲水峡をカメラを持って娘と散策【屋久島風景写真・フォトウォーク】

2020年01月08日 | 屋久島風景写真・カメラ

冬休み天気も良いので小学4年生の娘をつれて白谷雲水峡の三本足杉まで行ってきました。

白谷雲水峡に向かうワイディングロードもとても景色の良いところです。

写真は宮之浦集落と屋久島を出発した高速船。

PENTAX KP 1/250 秒。 f/8 26 mm

ヒメシャラの大木。枝の様子が毛細血管のようにも見えてきます。ちょっと枝に残っている葉っぱはヒメシャラの木に引っ付いた宿り木。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/5.6 16 mm

屋久杉のひとつ「二大大杉」。この屋久杉でも十分に大きいです。

  
PENTAX KP 1/320 秒。 f/4 29 mm

正月の飾りに使うセンリョウの赤い実。

 
PENTAX KP 1/50 秒。 f/4 50 mm

屋久杉の赤ちゃん(実生)。日当たりのよい足元を探すとよく見つかります。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/4 16 mm

三本足のように根っこがのびた様子から三本足杉と呼ばれています。

 
PENTAX KP 3/5 秒。 f/10 16 mm

白谷雲水峡には美しい渓谷がいっぱいありますので被写体探しには困りません。

 
PENTAX KP 1/25 秒。 f/4 19 mm

あまり知られていないようですが、屋久島の山には大きな花崗岩がゴロゴロ。

 
PENTAX KP 1/30 秒。 f/4.5 24 mm

白谷雲水峡の目玉、苔むした風景は至る所で見られます。屋久島の隠れた主役はコケだったりします。

 
PENTAX KP 1/40 秒。 f/4 34 mm

ふわふわのコケを触ったり、苔むした風景をみているとコケが好きになること間違いなしです。

 

コケのしずくも忘れてはいけない美しい景観です。

人も少なくゆっくりと写真を撮るには最適な場所です。


屋久島自然学校ではフォトトレッキングツアーも開催しておりますので興味のある方はお問い合わせください。

 

今回使用した機材。PENTAX(ペンタックス)KP。

ペンタックスの緑と空の色が気に入っています。なるべく誇張してない自然な色味を心がけています。

レンズ:smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDM。立体感のある写真が撮れるレンズです。

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閑散期なので静寂な森を楽しめます【屋久島白谷雲水峡ガイドツアー】

2020年01月03日 | 屋久島白谷雲水峡ツアー

茨城県から来られたSさんと二日目は屋久島白谷雲水峡の一日ツアーに行ってきました。

前日はヤクスギランドにいっています。

水のある景色はなんだか癒されます。

飛流おとしの滝。雨が多く、急斜面の屋久島では滝が多くみられます。

時間のある方は屋久島の里地で見られる日本の滝百選「大川の滝」は一見の価値があります。

白谷川と呼ばれる川に沿って登っていきます。

正月飾りに使われるセンリョウの実。屋久島では普通に森の中で見られます。

苔むした森をいたるところで見ることができます。

覗き込むことができる大きな屋久杉の切り株。

上流に向かうにしたがって川も小さくなってきます。屋久島では水の循環を肌で感じることができる場所です。

有名な苔むす渓谷では写真を撮りながら渡っていきました。

映画「風の谷のナウシカ」のオームに似ていると呼ばれているところ。

倒木を跨いだように成長したと言われる「くぐり杉」をくぐっていきます。

推定樹齢数千年の七本杉。昨日から大きな屋久杉を何本も見ていますが一本一本に特徴があります。

苔むす森が近づいてますます苔の密度が濃くなってきます。

どこもかしこも苔だらけ。

苔むす森に到着。いつもとは違うアングルの写真なのでガイドブックの写真とは違うと思います。

閑散期でガラガラなのでこんな写真を撮って遊んだり。

身体をつかって自然を感じましょう!(ちなみに苔にはやさしく触っていただいています)

雨上がりなので苔のしずくもきれいでした。

いろいろな苔を見ることができます。屋久島に来ると苔が好きになっていきます。

何に見えますか? うさぎ・・・後姿の中トトロとも言われたりしています。

リンゴツバキの花。苔の緑の中に赤色がとても映えます。

最後には推定樹齢3000年とも言われる弥生杉を見て帰りました。

Sさん、二日間に渡り屋久島ガイドツアーにご参加いただきありがとうございました。

今度はぜひお友達と来てくださいね。

屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら。

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