大阪から来られたYさんご夫婦とヤクスギランドのガイドツアーに行ってきました。
標高1000mのヤクスギランドは麓より気温が7度ほど下がります。
麓では熱中症警戒アラートが発表中でしたが、快適なトレッキングを楽しむことが出来ました。

ヤクスギランドの入口では遠くに太忠岳の天柱石を見ることができました。
興味がある方はこちらのページをご覧ください。道が悪い所もあるのである程度登山に慣れている人が良いコースです。

きれいな森や川の流れている中を歩いていきます。

勢いよく流れる川と大きな岩。日本で一番雨の多い屋久島はいつ見ても水量があります。

ランドとは思えないような急登を登ってひと休みするところに、サルの顔のような屋久杉のコブ。
最近TVでも紹介されていましたが、皆さん見えるようです。

サルノコシカケの一種。この大きさになるまでに何年もかかるはずです。

この日は雨上がりということもあってキノコが多かったです。

木漏れ日が射したコケがきれいでした。

いつもとは違うアングルで屋久杉「ひげ長老」。この写真だと小さく見えるかもしれませんが、1000年以上は生きた屋久杉です。

こちらは一代目の屋久杉に上に成長した二代杉。

「蛇紋杉」の根っこ側。

青いですがリンゴツバキの実(リンゴのように赤くなります)。

多分ヤクシマタゴガエル。生き物に出会うと嬉しいですね。

日当たりの良い所では、屋久杉の子供がいっぱい生えています。

いくつかの清流を渡っていきます。

ぶら下がるタイプのコケ。

いろいろなコケを見たり、触ったりするのが楽しいですよ。屋久島に来るときっとコケが好きななります。

コケの雫は宝石のようで美しいです。

地味に咲いていた「ヤクシマヒメアリドオシラン」の花。小さいのでほとんどの人が気づかないかも。

推定樹齢2600年の「母子杉」

揺れるつり橋を渡っていきます。

つり橋からの眺めは素晴らしい。

この日は本当に天気が良くて、雨の多い屋久島では青空が見えるのが貴重です。

森の中に入ると苔むした森があって。

岩に木が巻きついたり、乗っかったり、森の不思議を見ることができます。

裏側から見た「仏陀杉」

正面から見た「仏陀杉」。ごつごつとした木肌に風格を感じます。

休憩しているとのんきにヤクシカの親子が近づいてきてくれました。あまり警戒心がありません。

去年の8月の台風で崩れてしまった所。

最後に推定樹齢3000年の「紀元杉」を見て帰ってきました。
体力的に厳しいだろうということで縄文杉コースではなくて、ヤクスギランドコースを選ばれたYさん達ですが、十二分に屋久杉を堪能していただいたようです。
ヤクスギランドの名前で誤解されがちですが、屋久杉を観賞するのに最適な所です。