屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

2016/5/27屋久島白谷雲水峡で見られた景色と花

2016年05月29日 | 屋久島ガイドツアー

5月27日屋久島の白谷雲水峡で見られた景色と花をご紹介いたします。

梅雨入り前?の天候に恵まれた貴重な一日でした。

車を停めて一分。白谷雲水峡の入り口に向かう際に足元に白い花が沢山落ちていました。

雪のように咲き乱れるエゴノキの花です。

歩き始めて5分。憩いの大岩ではサツキの花が満開です。庭木として有名ですが、元々はこのような渓流沿いに自生しています。

こちらは足元をよく見ているとポツポツ咲いているちょっと変わった植物、

銀色の竜の姿に見立てたギンリョウソウ。別名ユウレイタケ。

葉緑素を持たない白い姿の腐生植物です。

(腐生植物とは、菌根を形成し、生活に必要な有機物を菌類から得ることで生活する植物。ウィキペディアより)

またまたエゴノキの花。落ちている花を使って文字を描いていたようです。

緑の苔とのコントラストが綺麗ですね。

おなじみ太鼓岩からの展望。鮮やかだった新緑の色がだんだん落ち着いた色に変わりつつあります。

この日は運良く、奥岳(屋久島の高い山々の総称)もバッチリ見ることができました。

人も少なく、太鼓岩でゴロリ。ゆったりとした時間を過ごしてリフレッシュした一日でした。

 

屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら

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小腹が空いたら吉田ドーナツは? 【屋久島の食事処・グルメ】

2016年05月28日 | 屋久島の食事処・グルメ

屋久島の北西に位置する吉田集落にある吉田ドーナツに行ってきました。

屋久島の西側には、お店も少なくちょっと小腹が空いた時にドーナツは如何でしょう

地元の食材や国産の小麦を使用した体に優しいドーナツです。

屋久島を一周する幹線道路沿いに位置する白い建物で、ドーナツのイラストが載った幟が立っているのが目印です。

お店の入り口はこんな感じ。大きなお店ではありませんのでぼ~としていると見過ごします。

オールドファーションやおからのベニエ(フランス語で揚げた生地という意味。ドーナツの起源となる四角いドーナツ)など数種類のドーナツが並んでいます。

色々なドーナツが並んでいるのを見るだけでわくわくします。

屋久島にはミスタードーナツがないので目が飢えているのかもしれませんが・・・。

チョコのコーティングが眩しく、子供達は一瞬で惹かれていたようです。

ドーナツ以外にもお土産になるような雑貨(ポストカード、紅茶、ジャムなど)も置いてあります。

外には海を眺めながらドーナツを食べることができるスペースがあります。

近くには祀りの大岩や森山神社、日高神社、岡えびす様、朝ドラのまんてん資料館などもありますので、

散歩がてらぶらりとしてみるのも良いかもしれません。

屋久島の主な観光地だけでなく、小さな集落を覗いてみてもおもしろいですよ。

屋久島自然学校の里地観光ツアーにてご案内することも可能です。興味のある方は、お問い合わせ下さい。

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誕生日に屋久島登山は如何?【屋久島白谷雲水峡ツアー】

2016年05月23日 | 屋久島ガイドツアー
 

兵庫県から来られたYさんご夫妻とお友達のKさんと白谷雲水峡の一日ガイドツアーに行ってきました。
Yさんの奥様は屋久島が二度目。屋久島を気に入っていただけてるようです。
この日は、天候にも恵まれましたが、旦那様のお誕生日。やさしい心使いの奥様と一緒に旅行に来られるなんて素敵ですね。
白谷雲水峡の中にも色々な屋久杉がありますが、こちらはくぐり杉。
アスレチックコースのようにくぐっていくのも童心にかえって楽しいものです。
推定樹齢1000~2000年程の七本杉。屋久杉それぞれに個性があり面白いです。
もちろん、このような苔むした森も白谷雲水峡の見どころの一つです。
苔の上にはヤクシマミヤマスミレが群生していました。小さく可憐に咲いています。 
太鼓岩に到着です。バンザイ!旦那様のKさんは高いところが少し苦手なようで幾分大人し目です
女性陣は高いところもヘッチャラ、元気があるようです。
遠くには、屋久島最高峰の宮之浦岳も見えています。
辻の岩屋にて。力持ちのお二人、大きな石を支えてくれています?

大きなモノだけではなく、小さなモノにも目を向けてみると・・・苔の雫がとても綺麗でした。 

最後、沢に足をつけて休憩した後、憩いの大岩にて記念撮影。ご苦労様でした。

Yさん達には、ご丁寧におみやげをいただきました。ありがとうございます。
少しずつ山登りにはまりつつあるYさん達。早くも屋久島の次の山に関心があるようです。
ぜひ、またお越しください。お待ちしておりますよ。
 
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快晴とお花に恵まれた一泊二日縄文杉キャンプツアー

2016年05月20日 | 屋久島ガイドツアー

千葉県から来られたKさんご夫妻と一泊二日の縄文杉ツアーに行ってきました。

Tさんにとっては念願の縄文杉。事前の問い合わせでは、熱い想いを聞かせていただきました。

ところが予定していた日は大雨の予報。急きょ予定を変更して日程を一日ずらしてのツアーとなりました。

その甲斐あって、二日間は晴天に恵まれました。雨の多い屋久島、可能であれば予備日を設けておくことのがおすすめです。

いざスタート!歩き始めて30分。道沿いにはヤクザルの群れが20頭ぐらい現れてくれました。

気持よく日光浴をしていたようです。昨日濡れてしまった体毛を乾かしていたのかもしれません。

途中、鉄橋からの眺め。河原には数メートルを超える巨岩がゴロゴロしていて圧巻です。

登山道沿いには、よく見ないと気づかない程の小さな花が幾つか咲いていました。

こちらは、ヤクシマナミキ。花の形が打ち寄せる波の形に似ています。

チャボシライトソウ。糸のような細い花が特徴です。

ほとんどの登山者が見過ごしているような花だと思います。

河原に降りてお昼ごはん。せせらぎの音を聞きながら、自然に囲まれていると美味しさは数割増しです。

山道を登ってウィルソン株にて記念撮影。ハート形に撮れたかな

整備された道が多いのですが、時には歩きづらい道も。

Tさん達にはなかなか大変だったようです。頑張ってください。

このような木道も多いです。木漏れ日が差して綺麗でした。

葉っぱに隠れていますが、かなり大きな推定樹齢3000年程の大王杉です。

ヒメシャラの木に抱きついています。Kさんの庭にもあるそうですが、こんなに大きいことに驚いていました。

大きいのは屋久杉だけではありません。

大きな屋久杉からパワーをもらっていきましょう!縄文杉まであと少しです。

縄文杉の近くにはフタリシズカの花が咲いていました。

縄文杉に到着です。よく頑張りました。ゆっくりと縄文杉と向き合ってください。

宿泊先の高塚小屋に到着。周りには屋久杉やヒメシャラの大木が立ち並んでいます。

残念ながら小屋がいっぱいだったのでテント泊です。日が沈んでいき、夕日が森の中に差し込んできました。

周りの木も照らしだされてとても綺麗です。

トワイライト。夕暮れ時の空の色あい、移り変わりがとても綺麗です。個人的に大好きな時間帯です。

日が暮れてしまうと空にはお月さまが見え始めてきました。テントに泊まると時間の変化や夜を肌で感じることが出来ます。

山で泊まる醍醐味の一つ。夜中にトイレにいったKさんの話では星が綺麗に見えていたようです。

翌朝も非常に天気がよく、さわやかな縄文杉を見ることが出来ました。

こちらはサクラツツジの花。ヤクシマを代表する花です。ヤクシマシャクナゲはもうちょっと後になります。

二日目もなんとか快調?に歩くことができました。

河原で休憩するとサツキの花が綺麗に咲いています。

Tさんも一生懸命写真を撮っています。

ちなみにこんなに綺麗なエメラルドグリーンの川で休憩です。正面には屋久杉の立ち枯れ木。

帰りもお花を見つけながら歩いていると、こちらはヤクシマミヤマスミレの花。

アジサイの仲間、コガクウツギ。花を沢山見れると嬉しいですね。

休憩をしていると目の前を大きなアリが通って行きました。ムネアカアリです。

小さな命を発見するだけでなんだか嬉しくなります。

体力を心配していたKさんでしたが、無事怪我もなく完歩することができました。おめでとうございます。

実は、翌日も白谷雲水峡の一日ツアーにご参加いただき、歩き通すこともできました。

すっかり自信をつけたKさん達、早くもまた屋久島に来たいとのお言葉をいただきました。ありがとうございます。

また、ぜひ屋久島に来てください。ガイドのSとY共々お待ちしておりますよ。

 

 

 

 

 

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天気良し、新緑良し、お花良し、良いこと尽くめの宮之浦岳登山 

2016年05月13日 | 屋久島宮之浦岳登山ツアー

快晴の中、屋久島最高峰1936mの宮之浦岳に行ってきました。

気温も高すぎず、歩きやすく、新緑も美しく、お花も楽しめた良いこと尽くめの登山となりました。

ヤクシマシャクナゲの開花時期には早かったのですが、蕾を見ることもできました。

この時期は、様々な植物の新緑を楽しむことができます。こちらは、正月などに利用される縁起植物のユズリハ。

ヤクシマシャクナゲの前にヤクシマミツバツツジの花が盛りを迎えています。

サイゴクミツバツツジの変種でヤクシマの固有変種です。屋久島の山容をポツリポツリ紫色に彩ってくれます。

展望の開けている投石平にて。周りの山岳風景をぼ~と見ているだけでも気持ちのよい天気でした。

アセビの花。赤い若葉も美しいですね。

標高が高くなると森林限界になり、周りはヤクシマダケ(通称ヤクザサ)だらけになります。

ひょっこりヤクシカが顔を出してこちらを見ていました。ヤクシカは屋久島の山頂付近にまで生息しています。

見晴らしの良い登山道を歩いていきます。遠くには変わった形の岩山が見えたり。

巨岩、奇岩が転がっています。ちなみに屋久島は花崗岩が隆起した島です。

宮之浦岳山頂に到着!この日は天気がよかったせいか、登山者が約80名程(縦走の人たちを含む)と

少し多めでした。日帰り登山者は40~50名程?

山頂から少し降りて裏にまわってみると祠が祭ってあります。一般の登山者は知らない人が多いかもしれません。

祠の前にはヤクシマシャクナゲの蕾が開花間近です。宮之浦岳の北側では、すでに咲いているものもあるようです。

山頂からの眺めも素晴らしく、雲海がふわふわと漂っていました。

こちらは屋久島第2峰の永田岳方面。景色を見ていると疲れが飛んでいきます。

帰りには、花之江河にてヤクシカがのんびり寛いていました。

久しぶりの宮之浦岳、天候に恵まれ本当に気持ちの良い登山でした。

いつもこのような感じたと幸せですね・・・

 

屋久島自然学校でもリピーターの方、健脚な方などを対象に宮之浦岳登山ツアーも催行していますので興味のある方はご相談ください。

ただし、行程が長く、人を選ぶコースになりますので注意が必要です。

体力が心配な方は、無理をせず黒味岳登山コースがおすすめです。

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