屋久島エコツアーガイドの旅行案内ブログ by 屋久島自然学校

「大人だって童心にかえって楽しもう!」をモットーに屋久島でエコツアーガイドを開催している屋久島自然学校のブログです。

心地よい天気に恵まれながら、ほど良いトレッキング!【屋久島世界自然遺産の森あるきガイドツアー】

2021年11月11日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー

東京から来られたNさん、Oさんと屋久島の世界自然遺産の森を歩く西部林道ガイドツアーに行ってきました。

 
屋久島の西側に位置する西部林道は遠いので寄り道をしながら行きます。

こちらは落差88m、日本の滝百選にも選ばれている大川の滝。

屋久島大川の滝
 
滝つぼの近くまで行くと水しぶきを全身に浴びることができます。
 
 
眺めの良い立神岩橋から海を眺めます。
 
 
クロマツの樹が面白い色に立ち枯れしていました。原因はなんでしょうか?潮風?松くい虫?
 
屋久島立神岩
 
立神岩。実は急な斜面を下っていくことができますが危ないところです。(釣り人などが行きます)

知人の車が止まっていたので多分この日に行っていたのではないかと思います。

 
それでは、世界自然遺産の森の中に入っていきます。

皆さんがガイドブックで見るような苔むした森や屋久杉の森ではなく、うっそうとしたジャングルのような森です。

このような多様な森を知ってもらえるとより一層屋久島の凄さが分かってくると思います。

 
アコウの樹に着生したシマオオタニワタリ。
 
 
きれいな河原で小休止。
 
屋久島ヤクシカ
 
シカやサルがいっぱい生息している場所です。動物を見たいのであればおすすめのコースです。

ヤクシカの体毛も冬毛になり黒っぽい色をしています。

屋久島ガジュマル世界遺産のツアー
 
ガジュマルの気根(空気中に出す根っこ)。
 
 
ガジュマルの樹の中に入ることもできます。
 
 
秋らしくカキの実が落ちていたり。普通のカキよりもとても小さいです。リュウキュウマメガキ。
 
 
苦労して大岩に登ると絶景を楽しむことができます。高い所なので少し怖いです。
 
屋久島世界遺産の森
 
世界自然遺産の森。屋久島全部が世界遺産ではなくて約5分の1。

今日のコースは屋久島で一番簡単に行くことができる世界遺産のエリアです。

 
人工的な物や植林された森などがありません。
 
 
海の方を見ると遠くには口永良部島が見えます。今でも活動している活火山の島です。
 
 
海の方に降りてきたので昼食を食べて、写真撮影です。
 
 
白っぽい岩はすべて花崗岩。屋久島は花崗岩が隆起してできた島です。
 
 
暑すぎず寒すぎず、潮風を受けながら心地のよい時間を過ごすことができました。
 
屋久島世界遺産の森あるきガイドツアー
 
夏であればこのような所で足をつけたり、お子さんなどであれば水遊びをすることもできます。

なかなかリピーター様でないとお申込みいただけないコースですが気持ちのよい所ですよ。

ぜひ人とは違うところや穴場の所に行きたい方にはおすすめのコースです。

屋久島自然学校の世界自然遺産の森あるき西部林道ガイドツアーはこちら。

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いろいろな生き物に出会える!?世界自然遺産の森あるき【屋久島西部林道ツアー】

2021年08月11日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー

Tさん親子と屋久島の世界自然遺産地域を歩く西部林道ツアーに行ってきました。

屋久島いなか浜ウミガメの産卵地
 
途中、ウミガメの産卵で有名な屋久島いなか浜に寄り道。白い砂浜、青い海と空がとにかく美しい!
 
屋久島いなか浜ウミガメの産卵地
 
Y君、波に近づいたり離れたり・・・波があると自然と近づいてしまうのは人間のさが?
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の川
 
世界自然遺産の森に入り30分ほど。この日は熱中症警戒アラートが発表されていたので水場で休憩です。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道ヤクシカ
 
世界遺産の森の中にはヤクシマザルやヤクシカがいっぱい住んでいます。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のヤクシカ
 
ヤクシカは逃げたり逃げなかったり、こちらに興味がありそうに覗いてきます。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のガジュマル
 
亜熱帯性の植物・ガジュマル。屋久杉の森とは違った屋久島の森を観察することができます。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のガジュマル
 
気根と呼ばれる根っこが縦横無尽に広がって岩を覆いかぶさったり。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のクワズイモ
 
大きな葉っぱ・クワズイモが畑のように茂っています。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の蝉の抜け殻
 
クワズイモの葉っぱの裏には蝉の抜け殻。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の大岩
 
帆先のような大きな岩。反対側にも割れた一部であろう大きな岩があり。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の大岩
 
この岩の下で昼食をとりました。下の方にうっすらTさん達が写っているので大きさが分かるかな?
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のニホントカゲ
 
岩の上で休憩中のニホントカゲ。素早く動いたと思えば小さな虫を捕まえていました。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道のリンゴツバキ
 
落ちていたリンゴツバキの実。普通のヤブツバキよりもとても大きいです。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の海岸線
 
目的地の海岸線まで降りてきました。大きな花崗岩がたくさん転がっています。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道からの海
 
Y君、「かっこいい!」ポーズが決まっています。(ポーズをとってもらったわけではありません)

遠くに見える島は今でも活動している火山島・口永良部島。

屋久島世界自然遺産の森西部林道の川遊び
 
最後は水場で軽く川遊びをして帰りました。
 
屋久島世界自然遺産の森西部林道の川遊び

水が近くにあるだけで幸せです。川に足をつけるだけでとても気持ちが良いです。

屋久島には魅力的なコースが多すぎてなかなか注目されない西部林道コースですが、世界自然遺産の森を手軽に歩くことができるところです。(他の世界自然遺産のエリアは登山などで数時間歩いてやっとたどり着くところがほとんどです。)

屋久島世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーはこちら。

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屋久島は動物の楽園。リラックスした姿を見せてくれる「ヤクシマザル」

2021年07月18日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー
ヤクシマザル、屋久島の動物
 
自然が豊富な屋久島は動物の楽園でもあります。

屋久島の固有亜種「ヤクシマザル」(本州のニホンザルとはちょっと違うということ)。

通称ヤクザルと呼ばれています。

地元の人は親しみを込めて「山のあんちゃん」「山の大将」と呼んだりもします。

サル(去る)は忌み言葉であまり使わないようです。

ヤクシマザル、屋久島の動物
 
サル観察のポイントは「私はあなたに危害は加えませんよ」と伝えること。

観光客の人は写真を撮ろうとすぐに近づきすぎます。少し遠目で時間をおいてサルを安心させてください。

写真のように私の方は気にせずに山の上の方を気にしています。

上の方には他のサルがいました。

ヤクシマザル、屋久島の動物
手前のおサルさんは目を閉じながらアカンボウサルにお乳を与えています。

分かりずらいかもしれませんがおなか側の黒いところに赤ちゃんがいます。

アカンボウサルは黒っぽく目立ちません。

真ん中のサルはリラックスして寝転んでいます。

屋久島は自然のサルやシカを観察するのに最適な場所です。

 

興味のある方は世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーがおすすめです。

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ヤクシマザルの遊びまわる姿に癒された!【屋久島世界自然遺産の森あるきガイドツアー】

2020年11月12日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー

千葉県から来られたOさん、Kさんと屋久島の世界自然遺産の森をあるくガイドツアーに行ってきました。

通常は一日コースですが、永田いなか浜にレンタカーに集合いただき半日で楽しんできました。

こちらがウミガメが産卵に来ることで有名な屋久島永田いなか浜。
時間があればゆっくりと過ごすのがおすすめです。
世界自然遺産の森の中は動物の楽園です。ほぼ100%ヤクシマザルやヤクシカに出会うことができます。
屋久杉の森と違った亜熱帯の森、ジャングルチックな森を楽しむことができます。
 
締め殺しの木ともいわれるガジュマルの樹。
栽培しているかのようなクワズイモの群落。
この日の一番の見どころはヤクシマザルの群れを近くで見られたことです。
子ザルが無邪気に飛び回る姿に癒されました。
大岩に登って後ろを振り返るとそこには世界自然遺産に登録された雄大な森が広がっています。
海の方をみると火山島の口永良部島を望むことができます。
川音を聞きながら休憩中。夏であればこのあたりで水遊びをすることができます。
Oさん、海のほうが気になったようで大岩を渡りながら海のほうへ。
Oさん、Kさんは縄文杉と白谷雲水峡にも行っていますがこちらの森も気に入っていただけたようです。屋久島はいろいろなタイプの森が見ることができるのがすごいところです。

また、歩いているときは誰にも会いませんでした。静かな森、人とはちょっと違った穴場のコースを歩きたい方にはおすすめのコース。

特に冬は虫も少なくなり、屋久島でも暖かい地域になりますので一押しですよ。

興味のある方は、屋久島世界自然遺産の森あるきツアーin西部林道をご覧ください。

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動物の密度がすごい屋久島の森。シカ30頭、サル20頭ぐらいと会ってきました!【屋久島世界自然遺産の森あるきツアーin西部林道】

2020年02月14日 | 屋久島世界遺産の森西部林道ツアー

福井県から来られたHさんご家族と屋久島世界自然遺産の森あるき西部林道ツアーに行ってきました。

前日は種子島でロケット打ち上げを鑑賞。ロケットの打ち上げを目当てで来られたのかと思いきや、たまたまだったそうです。

屋久島大川の滝

さて、屋久島の西部林道は名の通り屋久島の西側。移動時間も長いので途中、大川の滝に立ち寄りました。

屋久島を代表する日本の滝百選にも選ばれている滝です。落差88m。近くまで行けるところが良いところです。

屋久島のシカ

森の中に一歩足を踏み入れるとそこは動物たちの世界。この日はヤクシカを34頭、ヤクシマザルを20頭ぐらい見ることができました。

子供たちが数を数えてくれていました。ありがとう!

屋久島ガジュマルの樹

屋久島にはいろいろなタイプの森があるのですが、ここは亜熱帯性のジャングルチックな森。

気根と呼ばれる根っこが特徴のガジュマルの樹。

ヤクシカの角

ヤクシカの角が見えてます。屋久島のシカは本州のシカに比べて身体も角も小さいです。

振り返ったヤクシカ

このヤクシカは足が悪いようで近づいてもあまり逃げませんでした。

見慣れてくるといろいろなシカがいて顔の違いも分かってきます。

クワズイモの葉っぱ

大きなクワズイモの葉っぱ。名の通り毒があり食えないイモです。大きな葉っぱは1mを超えてきます。

屋久島大きなつる植物

丈夫なつる植物。ターザンごっこ。

屋久島の野鳥・ジョウビタキ

丸々と太ったように見えたジョウビタキ?の雄。他にもシロハラやヒヨドリがいました。

屋久島世界自然遺産の森

大きな岩をおそるおそる登ると世界自然遺産の森が広がっています。紅葉した葉っぱはハゼノキ。冬でもこの緑の濃さです。

屋久島世界自然遺産の大岩

なかなか高度感はあらわすのは難しいのですがちょっと高いところです。

屋久島ヤクシカの調査

屋久島の生態を調べるために首に機器をつけているヤクシカもいます。どこの地域でもシカが増え過ぎていると聞いたりもします。

屋久島ウミガメの産卵地

最後にウミガメの産卵地で有名ないなか浜にも立ち寄っていきました。

この日は風がつよく波が高かったです。天気により海の色も変わって見えます。

ちなみにウミガメの産卵が見られるのは5月~7月ごろです。

この日に帰ってしまうHさん、「また来ます!」と言っていただき大変うれしく思います。

屋久島自然学校の世界自然遺産の森をあるく西部林道ツアーにご参加いただきありがとうございました。

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