寒いですがいかがお過ごしですか。
さて、今日は本物の味についてです。
皆さん、普段食べている食べ物が偽物だなんて考えたことがありますか?
私はあまりありません。
クオリティの高い日本の食品に小さい頃から慣れ親しみ、
食品に対して疑いを持つなんて考えたことはあまりないのです
しかし、最近は変わりました。
普段何気なく食べて、使っているものがどうやって出来ているのか興味を持つようになりました。
豆腐、牛乳、バター、お酒、醤油、塩、油・・・。
どうやってつくるか想像つきますか?
ネギが木にぶら下がっているものだと思っている現代の摩訶不思議な人達にそんなことを聞くのが、変かもしれない。
食べ物の本当の味って何だろう。
本物の味ってなんだろう、どうなっているのだろう。
素朴な疑問です。
私は強烈な好奇心を感じました。
そして、なぜか醤油を創ることにしました。
家庭で作る醤油など、消えた文化。
でも、食べたい!知りたい!
おぉ、ショーユ。
おまえはどうなっていて、どうして醤油なんだ?
近所のモヤシ屋、親戚の元醤油屋、同じ町の醤油屋に色々聞きにいき情報を集めました。
みんな異口同音に「あれはやめろ面倒だ。味噌の方がいい。醤油なんざスーパーで200円で買えるんだぞ」と、口をそろえます。
確かに、そうです。
でも、本物の味を知りたいんです!スーパーじゃないんです!
と、つばを飛ばし、お供を連れ、熱意を伝える。
すると・・・一人おやじさんが、醤油麹ってもんがあるから、あ~のこ~のしてこうやって、やってみたらどうだ、と。
おぉ!情熱を伝えてみるもんだ。動かない石(でもなくって、結構ノリノリだったけど)も動くのだ。
そうやって情報を集め、いざ実行。(写真)
勢いをつけて、醤油を醸したのはいいのだが、当然はじめてのことはうまくいかない。
どうやって醸すのか・何を見て判断するのか、全然分からないし、思っていたようには醸せず、
この寒い夜に一人で麹と話をしていると段々悲しくなってきて涙が出てきたり。
(自分でやるって言ってやったんだけど。自己責任なんだけど。泣いてる場合じゃないんだけど。)
もちろん一人じゃなくて先生がいて教えてもらっているのですが、
いかんせん遠方にいるのでうまく呼吸が合わない。
野となれ山となれ状態で、麹との話し合いによってかもすことにしました。
(なんて冒険家。20キロをダメにする気か?アンタ頭悪いよっ!)
先生の言うことを聞かない私は、案の定、納豆菌になってしまったりして、うまく醸せません。
夜中に泣きついた先の先生は、ため息もついてくれません。
今の麹の状態は、醤油麹と納豆菌みたいなのが共存し、一進一退の攻防戦を繰り広げている感じです。
あ、でも、先生の「共存させて、麹が勝てるような環境を作ればいい。」というアドバイスは感激しました。
なんか人間生活を重ね、排除するのではなく共に生きればいいのだー!と考えを新たにしました。
現段階での醤油麹の感想は、
「ま、やってみれば分かるけど、言うのは簡単だよね!実行するってのは、まさに雲泥の差。」
一生懸命やっているけど、醤油麹がうんこに見えて仕方がないです。
はぁ、麹がもう少し増えたら、もう塩でつけちゃお。
何かは出来るだろ。
この醤油(予定)は、おわけしますよ。
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