やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

やまびこ農場・北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬のブログです。ようこそいらっしゃいました☆

農業の醍醐味

2008-11-30 15:28:19 | Weblog
どんな職業も、自分が支配している限りは愉快であり、

自分が服従している限りは不愉快である。

自由に一人でする農業は、激しい楽しみを与える。

農家は自分で計画を立て、それに従うなり変更するなりすればよくて、

他人に報告したり弁解したりする必要がないからである。

アラン(幸福論)





まあ、その通りだよなあ。


やまびこ農場メールマガジン発行

2008-11-26 13:41:18 | Weblog
こんにちは

やまびこ農場では、初霜が見られました。
本格的に冬が到来ですね!



やまびこ農場では、メールマガジンの発行を始めました。

メールマガジンとは、メールで配信される雑誌です。

略して、「メルマガ」と呼ばれています。

こちらから、「やまびこ農場メルマガ」に登録できます。

http://www.mag2.com/m/0000276875.html


様々な情報を、不定期で配信していく予定です。

気長にお付き合いくださると、うれしいです。

常陸太田市朝市

2008-11-17 15:48:17 | Weblog
第三回常陸太田市朝市に出店しました。


去る、11月16日8時~常陸太田市役所駐車場にて朝市が開催されました。

第三回目になる今回も、多くのお客様が早朝にもかかわらずお買い物に来ていただきありがとうございました。

8時の鐘が鳴ってから、販売を開始するようにと言われていたのに、

来るお客様口々に「ほら、もういいだろ。みんな売ってるよ。大丈夫。お米ちょうだい!」

と、せかされフライングで販売を始めました。

皆様の熱意に負けてしまいました。

しかしながら、販売開始1時間もたたないうちに、あいにくの雨で早々に皆様お帰りになったようですぐに人がいなくなってしまいました。

三回目ということで、気合い十分に品をそろえていったのですが、結局商品の半分は売れ残りになってしまいました。

残念でしたが、また来月も出店するので、どうぞご利用ください。

ついにヤマメの卵が孵化しました。

2008-11-14 23:53:44 | Weblog
今日はとうとうヤマメの卵が孵化しました。

一匹ですが、卵の殻が割れて、本当に小さな赤むくれの透き通ったものが動いていました。

魚と呼ぶにはまだまだで、一ミリほどの赤い筋の入った丸いゼリーのものがぽよぽよ水にゆれていました。

お恥ずかしい事に、二年目で一匹ですが、実現しました。
先生の言うとおりにやっても、卵はドンドン死卵になって、白くなってしまって、
がっかりしていました。

とにかく一人で乾杯。誰も、魚の孵化は見向きもしませんから。

どうせ、できないと誰も思っていますから。


いいんです。今日一日、あの小さなぷよぷよが目の前にいましたから。


月曜からは、今度は本格的にイワナの採卵です。今度は一万粒ほど孵化させるつもりです。ご期待ください。


では、また。

86歳でも現役

2008-11-12 22:58:41 | Weblog
直売所のおばさんは86歳だとか。
野菜を作って直売所で売っています。
さらに、エコファーマーの認定を受ける為に、字を書いて書類を作ります。
自分で作る野菜がもっと売れるように、がんばっています。
もちろん、ちゃんと勘定も忘れません。


近くの畑で葱を作っていつご夫婦はおじさんが74歳だそうです。
腰が曲がってしまって、伸びませんが、曲がったまま、葱の収穫をしています。
その後を奥さんが、葱をしばって行きますが、奥さんが背中に葱を束ねるひもをしょって、だんなさんのあとをついていきます。


そんなのをみていると、『負けそう』まだまだですね。


必要とされて、おまけにお金も入るのだからなかなか農業も魅力ある仕事だと思うのですが。



地産地消(ちさんちしょう)

2008-11-11 22:42:23 | Weblog
地産地消とは、地元のものを地元で消費することを言います。

禅の教えの中に、身土不二という教えがありますが、これ同じ思想です。
しんどふじと呼びますが、身と土は同じものだ。つまり、体は、そのところの土からできているものである。という考え方です。

また、昔から、四里四方のものを食べるという教えもあります。

つまり、食べ物は、そんなに遠くないところで生産されたものを食べようということです。

そうすることによって、食をめぐるさまざまな問題の解決の糸口が見えてきます。
食の安全もそうだし、誰がどのように作っているのかわかれば安心して食べられます。また、新鮮な野菜を食べられます。
生産者は、地元で農産物が売れるようになれば、農業も盛んになってきます。


この地産地消を、やまびこ農場では、はじめたときから提唱しました。だれも当時は見向きもしませんでしたけど。今いろいろなところで、言われていますけど、私たちの行ってきたことは確かな伏流になっていたんだとおもいます。

さて、常陸太田市では、この地産地消をテーマに朝市が開かれています。
毎月第三日曜朝8時から、市役所の駐車場でやっています。
やまびこ農場も参加しています。

さといも、しょうが、こめ、じゃむ、みそ、そば粉、じゃがいも、やまびこ農場の生産物を持っていっています。
ぜひおいでください。

ホームページで見たとお声をかけてください。特典を用意いたしています。


今日も生姜の出荷です。少しも進まない。やんなったなもう。

では、また。










農の架け橋(人-人)

2008-11-10 22:18:09 | Weblog
こんにちは

日増しにさむくなりますね。

風邪などを引かないように、手洗いうがいをしなくてはいけない時期ですね。




さて、今日のお題は「農業における人材確保」です。




日本では、世界に類をみないスピードで高齢化が進んでいることは皆ご存じのことと思います。


2007年には高齢化率が21%を超える「超高齢化社会」へ、静かに突入しました。

さらに、2015年には国民の4人に一人が65歳以上になることが予想されています。

一方、平均寿命は81.9歳まで伸び、健康寿命は75.0歳(WHO;2003年)と報告されています。

つまり、日本は「老いて」しかも結構「健康」な国なのです。

日本の農業人口は、多くが65歳以上です。

この寿命をみたら、職をリタイアした後、健康に10年は過ごせるわけですから母なる大地へ余生を捧げてもいいのかもしれません。




しかし私たちは今だからこそ、声高らかに「若人の力を」と叫びたいと思います。


人の命を支えるのは「食」です。


農業というものは食の原点です。


じっちゃん、ばっちゃんの胃袋を支えるのはそこの君だー!(なんてね


地を離れ育った現代の人々にとって、学ぶ機会が必要であり、農を感じる機会を作らなくてはいけないのです。


そしてやまびこ農場では、小さな力ですが自分たちの農業へ若人の力を参入させています。



「WWOOF」というシステムをご存じでしょうか。


これは国際的な農業連盟(?)みたいなもので、元はイギリスからです。


登録した農家が、ボランティアさんに労働の代わりに食と住まいを提供する、いわば農業体験の場を提供するシステムみたいなやつなんです。ただOrganic Farmingに限りますが。


English:

http://www.wwoof.org/

日本語:

http://www.wwoofjapan.com/main/




また、私たちも多くのことを学ばせていただいた
「ボラバイ」というシステムもあります。

http://www.volubeit.com/





この様なシステムを通して、興味があるがきっかけがない人々がやまびこ農場へ来て、その人なりの農業への考えを学んでいきます。

 
多くの若い人は、泥だらけで汗まみれの力仕事の農業を嫌いますが、中には興味を持っている若者はいます。


ただ、今の日本ではその興味を現場につなぐことが出来ないと思うのです。


やまびこ農場では前述のシステムなどを利用して多くの人たちに、真摯の農業をお伝えしています。


きついこともたくさんあるし、実際はいい話の方が少なくて、私たちも悔しかったり悲しかったり、


無性に腹が立つこともたくさんあります。


ただ、中には良い出会いもあります。


また、外から見た日本の農耕文化がこれほどまでに興味を持ってもらえるのかと喜びを感じる時もあります。


私たちはそこに希望と願いを込めて、今の私たちにできる日本の農業を伝え続けています。


関心を持ってもらうこと。


まずはそこから。


私たちは、常に太陽を仰ぎ、大志を抱き、日々の過酷な労働を通して高い人間陶冶を目指し、


また現在の物質文明に対峙して、労働を通して「いかに生きるべきか」という精神の陶冶をしています。




やまびこ農場は

「Agricultural Renaissance 農業の復権」

を、己に問い続け、活動しています。

水が出ない。

2008-11-08 22:49:04 | Weblog
今日は水が出ません。北沢ニジマスの里の水は湧き水で年中出しっぱなしの15度です。

えっちらおっちらカマを片手に長靴はいて、水源まで上っていきます。

「木の葉でも詰まっているのかな。」

杉の林を通って、ようやくつきました。案の定、木の葉で水源は覆われています。

その木の葉が取水口に詰まっていました。
それを取り除いてようやく水が出たのは、その日の終わりでした。
 
山で暮らすのも楽じゃない。

生活の環境整備は全部自分もちです。しばらく水源を掃除していませんでした。

今年は台風が来なかったし、少し、間が抜けていました。もし、この水で稚魚を育てていたら全滅のところでした。
よかった。

では、又