やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

やまびこ農場・北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬のブログです。ようこそいらっしゃいました☆

今日も地平線に赤い夕日が沈みます。

2007-11-25 22:53:05 | Weblog
今日も無事に過ごせたかな。

やまびこ農場では最後の収穫のための常陸秋そばかりに必死です。

関東平野の北限の畑では、今日も地平線に赤い夕日が沈みます。
いまどき、すぐに暗くなるし、寒いし、夕焼け色の空は、もの悲しい。

学校帰りの子供の声がして、何の苦労も無い、何も考えることの無い、あの頃に戻りたい。

そう思ってもできるわけでなし、かといって今死ねるわけでなし。

あと20年生きるとして、日数で7000日。
一円玉で、7000枚。一日一円玉を貯金箱の放り込んで、7000回。


この一日一回の一円玉をどう生きようか。

『どうでもいいや。」もいいけど、答えは自分の心の中。

明日も答えを求めて、心の旅を続けます。

立ち止まった後には、東の地平線から、月が出てきて、次第に赤い色から、太陽の光を浴びて、輝いてきたんです。

今日も終わって、また明日。

今日もまた振り出しだ。

2007-11-20 23:38:56 | Weblog
今日はどうだった。

北沢ニジマスの里は、もうすぐもみじが真っ赤に色づきますよ。
杉だけが植林された森は、暗くて冷たい。
北沢ニジマスの里の回りも杉が植林されていて、暗い森も多いけど、葉っぱの落ちる広葉樹の森もあります。

そんな森が、一瞬、明るく輝くときがあるんですよ。
それは、本当に一瞬。
夜半降った雨が上がった朝。その朝は、本当に森が明るくここはいつもの場所だったかなと思うほど、輝きます。
空気は、ちょっと寒く感じるけど、ちょっと湿っぽくて
胸いっぱい吸うと、なつかしいにおいがして、涙が出るくらい。

まっ
きのう、、気を取り直して、今日はうまくいくと思ったのに、
また、際限の無い、坂を転がり落ちていく感じがする。
きのうは、何でこんなに、気が晴れるのかと思ったのに、
また、今日は黒い雲が頭の上にのっかている。

また、きょうもふりだしだ。

それでもいいさ。しょうがない。また明日があるよね。


きょうもおやすみ

今日はどうでもいいと思っても、明日は違う日。

2007-11-20 00:14:50 | Weblog
今日もめげずに過ごせたかな。
 
ニジマスの里は北風ビュービュー。霜が降りて、氷がはじめて張りました。

こんな日は、落ち葉が際限なく落ちて、魚の池の取水口に落ち葉が積もり、水が
せき止められてしまうんですよ。
そうすると、水が流れなくなって、にじます、イワナは、酸欠で死んでしまいます。

この魚達は、水が流れていないと生きていられないんです。だからこんなときは、夜中でも起きて、取水口の落ち葉をただひたすらかき出しに行くんです。

水が止まって、魚を死なせたときもあります。朝おきて魚が白い腹を出して連なって死んでいるときは血の気が引いてしまいます。

それを拾って、たるいっぱいの魚を処理するときは惨めですよ。

それでも今日まで生きていますよ。

いつも、どうでもいいやと思って、絶望しても、
今日も、生きています。

ほら、「かぜとともにさりぬ。」の女主人公が自分の子供を事故で無くし、最愛の夫に去られたときに、言ったじゃないですか。

『明日は違う日』だって。

だから、明日はまた今日とは違う日と思って、生きていくんですよ。

では、又明日



今日も元気だったかい?

2007-11-18 21:34:53 | Weblog
北沢ニジマスの里は、急に寒くなって風も出てきたよ。
イチョウのとっくの昔に黄色くなって、黄色くそそり立っている。
もみじが色着くところだけどその前のぱっとしない色になっている。
明日には鮮やかな赤になるのかな。

一億個の卵は、今日は、静かに水の中沈んで時には日の光に光っている。
どれだけ孵化することができるのか。
もみじの葉っぱが一枚流れてきた。

今日も無事に過ごせたかな。
夕方の黒い雲が西の空いっぱいに広がって、
それでなくても『不安』を抱えた日々。

あせらないで。時間が傷口にちりのように積もって、
それ自体は治らないけど、
少しは痛みが鈍くなるときが来るよ
 
その頃には一億個の卵が孵化して動き回っているはずだよ。
そのときに希望をつないで、
きょうはお休み。

明日は写真入。楽しみにね。

今日も元気だったかい?

2007-11-18 21:34:53 | Weblog
北沢ニジマスの里は、急に寒くなって風も出てきたよ。
イチョウのとっくの昔に黄色くなって、黄色くそそり立っている。
もみじが色着くところだけどその前のぱっとしない色になっている。
明日には鮮やかな赤になるのかな。

一億個の卵は、今日は、静かに水の中沈んで時には日の光に光っている。
どれだけ孵化することができるのか。
もみじの葉っぱが一枚流れてきた。

今日も無事に過ごせたかな。
夕方の黒い雲が西の空いっぱいに広がって、
それでなくても『不安』を抱えた日々。

あせらないで。時間が傷口にちりのように積もって、
それ自体は治らないけど、
少しは痛みが鈍くなるときが来るよ
 
その頃には一億個の卵が孵化して動き回っているはずだよ。
そのときに希望をつないで、
きょうはお休み。

明日は写真入。楽しみにね。

一億個の卵の物語

2007-11-17 23:56:35 | Weblog
イワナは生後二年たつとそれぞれに卵と精子を腹の中に成熟させる。
3回目の秋、ちょうど11月に、ニジマスの里では、イワナの採卵をする。
同じに見えるイワナでも、姿が違うので、雄と雌はすぐに区別ができるようになる。
生き物に共通するかのように、雄は顔つきがいかつくて、体も硬く骨っぽく体色も黒い。ひれも雌に比べて大きい。
雌は、顔つきがやわらかく、体も丸っこくて体色も白い。手で触るとふっわとやわらかい。特に体の中に排卵して、つまり、筋子ではなくイクラの状態になっている雌は、おなかがとても柔らかい。排卵の為に肛門のあたりは赤く輸卵管がつきでている。

ほとんどの雌は、そんな状態になっているので、それを網ですくってくる。
雌が10匹捕まえたら、雄が2匹でいい。
これを一匹づつ捕まえておなかをしごいて卵を取り出すわけだ。
じたばた動くとできないので、麻酔をかける。魚でも麻酔があって、おとなしくなるんだけど、あまり強く麻酔薬を入れたり、長時間入れとくと命を落とす。


捕まえた魚のバケツに一滴麻酔薬をたらして準備ができた。3っぷんほどでおとなしくなっためすを取り出して、水気をタオルで拭く。
みずが採卵した卵に混ざると受精ができなくなってしまうからだ。
 
取り上げた雌のおなかを触ると、卵がわかる。それを指でしごくと赤く突き出た校門の脇の輸卵管から卵が勢いよくほとばしる。
その卵を絞ってしまうと雌のお腹はしわしわになって空っぽになったのがわかる。
用が済んだメスを生簀に話すとしばらく麻酔が効いていて、腹を上に向けてひっくりかって入る。死んでしまったからと心配するが、しばらくすると泳ぎだす。

生後2年の岩魚のメスから取れる卵は一匹につき300ぐらいだから、3000個ほど絞ったことになる。
これを生理食塩水で洗って、雄の精子をかける。雄はお腹をひしぐと白い精液はほとばしる。卵の回りに掛けてよくかき混ぜて、ここに水を静かに入れてこれで、受精が完了したはずだ。

今まで親のお腹の中にいた卵が受精を完了させて、静かに水の中のかごの中に入っている。人間の目には見えないけど、新しい命がここで3000程の命が誕生だ。

やさしく途切れの無い水の流れの中で、秋の木漏れ日に透明に光る卵。
まずは3000の命の誕生。

今この時間の中で、戦争により、交通事故により、病気によりうしなわれた命を
3000個誕生させた。


人間は、3億個の細胞で一つの命が成り立っているとか。3億個の命を誕生させたら、また新しい一つの命をが形作ることができるだろうか。


ではまた明日





これは、すかしすずめです。

2007-11-16 20:35:27 | Weblog
北沢ニジマスセンターの庭は、オーガニックガーデンです。

これは「スカシスズメ」。スズメというがこれは「ちょう」。
なんとおしゃれなちょう。黒と赤とウグイス色と黄色。

長い細い舌を出して 
飛びながら花の蜜を吸うんだよ。

飛ぶところは写真に取れなかったけど。
 
また明日