やまびこ農場ブログ~北沢ニジマスセンター・食べ物工房旬~

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メジロとヒヨドリとつぐみとしじゅうからのえさは何?

2008-01-31 00:14:45 | Weblog
ニジマスの里の柿の木にはたくさんの実が残っていました。

何本かある柿の木はみんな実を鳥達が食べてしまいましたが、一本だけ家の近くなので実がたわわに残っていました。

それが、ある朝、残っていた柿のみにメジロが来て、可愛いなと思っていたら、ヒヨドリが何羽かきました。

すると、次に、つぐみが、やはり何羽か来ていました。

次の日の朝には、何百と言う小鳥達で柿の木は騒がしくなって、
三日目には、柿の実はなくなってしまいました。

残ったのは、柿の木の下に散らばった柿の種だけ。

あっという間の小鳥達の襲来でした。

柿の実を食べつくして今頃何を食べているのかしら。
あんなたくさんの野鳥を見たの初めてでした。


明日はまた、静かな朝がきます。では、また明日

寒中です。池に氷が張ってその上に雪が積もっています。

2008-01-17 20:24:05 | Weblog
さすがに寒中です。今日は一日中零度でした。

抜けるようなそれでいて本当に寒そうな青空が広がっています。
枝に残った柿の実も、この寒さで茶色くなって今にも落ちそうです。

強い北風に杉の木の枝が落とされて、ニジマスの池の取水口をふさいでしまうので、日が落ちないうちに、首をすくめながら、見回りです。

取水口の網に木の葉がたまっていると、つめたい水に手を突っ込んでその葉を取っていきます。

寒中で、北沢ニジマスの魚達もちょっと冬篭りで、えさを食べないと思いきや、
「えさくれー」と
ぴょん、ぴょんはねているんです。
挨拶してくれてんでしょうけど。例えば、

「しょげてんなよ。」とか、
「寒いのはわかるけど、おいら達は、水の中だぜ。」とか

「俺達だって、人生ならぬ、いかに魚は生きるべきかについてかんがえてんだぜ」とか

池のそばに立つと挨拶してくれるんだから、やっぱり、いいもんだよ。なんて
時々考える。

じっと魚を見ていると、同じ顔ハズの魚が違って見えてくるんだから、

昔、人間も魚だったんだなんて思ってしまう。

実際、イワナの孵化を見ていると、最初の発生のときなんかあのカッコウは、人間も同じだと思う。
それが、ちょっとの違いで、人間になるか魚になるか、

おなじ生き物で、たいした差がないと思うよ。

死んで生きて死んで生きて繰り返して、悠久の時の流れ~みれば、
何のことない。

でも自分のことになれば、いざ、いかに生きるかって、魚でないけど、考えてしまう。
この限られた生の時間を。
 
そうは思わないかい。

では、また明日。

ニジマスの里に雪が降りました。

2008-01-12 23:25:29 | Weblog
雪が降ってきました。
ほんの少しだけれど、私の心の中に積もりそうな雪でした。
幸せを求めて、
見上げた空の灰色の中から、
白い小さなかけらが落ちてきました。
かけらは積もって、すぎた日の思い出のなかをうずめていきました。

幸せだった日は過ぎてしまったけれど、
きっとまたそんな日が来るでしょう。

きっとその頃には雪も解けているでしょう。

風に震える木立も、春の準備をしているのでしょう。


ではまた明日。

ただいま成長中

2008-01-07 23:17:10 | Weblog
ニジマスの里ではイワナの稚魚たちが成長しています。
イワナは、冷たい流水でしか生きられません。
この時期手を入れると、背中までぞくぞくするような冷たいお水が好みです。
イワナは孵化すると、半透明で橙色に見える袋を体につけています。
それが、当座の自己の栄養です。生命維持装置ですね。
チョコチョコとしか動かず、じっとしているイワナは見ていて不思議です。
「生きているのだろうか」「なぜ小さな体と小さな生命維持装置だけでこの長い冬を越し、こんなに大変なのに生きるのか」と、ふと考えてしまいます。

あれだけの魚たちが居ても成長するのは本当に、本当に一握り。
人が養殖しているのだから、もっと安全に全部の魚を大きくしたいと思うのだけれど、難しい。
毎日毎日悩んでいる、ニジマスの里なのでした。

では、また明日