なごり雪ならずにごり水

　　北沢ニジマスセンターは、高鈴山への常陸太田からのハイキングコースの入り口にあります。

　　そのハイキングコースの周囲はすべて国有林となっています。

　　その国有林で、なんと台風シーズンにもかかわらず、杉林の間伐が行われました。

　　高鈴山の西斜面６０ヘクタールです。

　　下流にある北沢ニジマスセンターは、本当にひどい目にあっています。

　　高鈴山の常陸太田川に流れてくる谷川は、すべて、泥水と化しました。

　　その泥水が養魚場の池に流れ込んで、池は赤茶けた泥水なり、

　　ニジマス、イワナは、息も絶え絶えに生きています。

　　エサは食べなくなり、全然つれなくなりました。

　　監督する林野庁に行っても、慇懃無礼にこたえるだけで、解決になりません。

　　お国は、全然下に暮らす人たちは見えていないのですね。

　　こうやって、この国に暮らす人たちは、いつの日も、あきらめて暮らしているのだと思います。

　　

　　

カエルの恩返し

　
　　ニジマスセンターの魚を育てている池は、それぞれ魚が逃げないように

　　水の出口には、鉄の網が貼ってあります。

　　網には、この時期になると、木のはなどがひっかり、時には、水が流れなくなってしまいます。

　　この網には、カエルが流れてくるのか、池に飛び込むのか、カエルもひっかかっています。

　　水圧があり、高さが高く垂直に網がはってあるので、カエルは、池の外に出ることができません。

　　そのうちにカエルは力尽きて、白い腹を上にして水の上に浮かんでしまいます。

　　カエルは、ヒキガエルで、体調２０センチ以上腕の太さは、小指ほどあります。


　　このヒキガエル、池の掃除に行くと、前足を上げて、助けてくれと言ってきます。

　　そこで、その足を引っ張り上げて、いつも助けています。

　　このところ、ざっと、１００匹は、助けています。

　　腕を引っ張り上げると、水の中にいて、体が冷え切っているので、そこにじっとして、

　　助けてくれてありがとうといっているみたい。

　　
　　きっといつか　ヒキガエルは、まとめて、恩返しをしてくれると思っています。
　　

イノシシ テッポウデバンバンバン

　　先日からニジマスに出没していたイノシシを猟師さんが仕留めてくれました。

　　いまどき猟などする人はいないので、

　　猟師さんも高齢化が進んで、８０歳の人が鉄砲持ってきました。

　　イノシシの後を追って家から続く林の中に入っていくと

　　パンパンと大きな音がしました。

　　仕留めそこなったかなと思っていると、大きな袋を引きずってきました。

　　中には、にっくきイノシシが入っていました。

　　さすがに、昔取った杵柄　

　　確かな腕でした。

　　でも、動いているいのししを仕留めるんですからさすが。

　　

　　イノシシの害はちょっと人里離れるとたいへんひどくなっています。

　　コメ、ジャガイモ、さつまいも、と農作物をガチャガチャに荒らしていきます。

　　
　　作物を作らなくなって荒れた田畑が多くなっています。
　　
　　イノシシは、豚の遺伝子が入ったイノブタとなっているので、いつでも発情して子供を産みます。

　　その繁殖率はすごくて冬に向かうのにうり坊をたくさん見ました。

　　人間を怖がらずにヘッドライトの中を横切っていきます。


　　そのうち、この辺でも熊でも来るんではないでしょうか

イノシシがふえています。

　　　
　　イノシシがニジマスセンターにこの五年ほど前からあらわれています。

　　このイノシシ、柔らかい地面をほじくりまわしてえさをさがします。

　　エサは、ミミズ、カブトムシの幼虫から

　　ユリ根、チューリップの球根、葛の根なんでもたべます。

　　その後は、畑を耕したようになってしまいます。

　　丹精して育てた、芝、花、立木全部ほじくり返されます。

　　崖は、石がむき出してめちゃめちゃになります。

　　何とかしたい、猟師さんは腰が重くて動いてはくれません。

　　なんとかしたい
　　
　　本当に何とかしたいです。

　　イノシシ取ってくれる人いないでしょうか

　　とったイノシシは、全部お持ち帰りできますので。

　　

外遊びフェスありがとうございました。

　
　　　十月一日と二日と北沢ニジマスセンターで、外遊びフェスが開かれて、たくさんのお客様でにぎわいました。


　　　初日はあいにくの雨でしたが、二日目は晴天に恵まれました。

　　　小さなお客様が、保護者の方とおいでになられて、初めての釣りに歓声を上げていました。


　　　釣りとは不思議なもので、子供も大人もつい夢中になってしまいます。

　　　釣り上げた魚は、その場で焼いてもらい、とれたてのコシヒカリの新米のおにぎりとで、

　　　試食です。


　　　新米は、やまびこ農場で刈り上げたばかりのお米でピカピカ光っていました。

　　　お米がおいしかったと感想ですが、イワナもおいしかったでしょう。


　　　参加費１５００円で釣りして楽しんで、ごはんで楽しんで、二度おいしいとは、

　　　参加者は得したと思います。ついでに、新米とジャガイモのお土産も付きました。


　　　来年も参加してね。