先日、蕎麦刈の帰りに、常陸太田の南のくじ川沿いの田んぼ道を走っていると、
何やら、白い麻袋みたいなものが、二三十転がっています。
近くに行くとそれらは、白鳥とひなの白鳥が田んぼでエサを食べているようでした。
一緒に乗っている人は、誰かが餌付けをしているから集まっているのだというのですが、
よく見るとそうでもないようです。
その田んぼは、ぬかるみの中強引に稲を刈ったようで、稲を刈ったコンバインの足回りのクローラーの跡が
深く何列にも田んぼに残って、そこの水が溜まって、生き物がたくさんいるようです。
その、生き物をエサにして、一心不乱にエサとしてついばんでいるようでした。
生き物多様性を持続させるために、田んぼに冬の間、水を張ることが進められています。
冬季湛水と言われますが、田んぼ全面に水を入れなくても、端道を作るだけで、生き物が生活できるようです。
これは、佐渡にときが自然に放鳥されて、冬の間、田んぼに溝を作っただけでもときのエサがあるそうです。
私も、この白鳥の群れを見て、勇気づけられました。
せめて、私たちの田んぼだけでも、生き物がよみがえって、生きられるような田んぼにしたいと思っています。