ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

「沖縄東方海域で日米艦船が訓練」とあるが(20210616)

2021年06月16日 | 米軍/自衛隊

 本日2021年6月16日の沖縄タイムスはこう伝えている。「海上自衛隊は15日、沖縄東方海域で、12日~14日、輸送艦「しもきた」が米海軍の揚陸艦3隻と戦術訓練をしたと発表した(後略)」と。

 こうした動きは、私が浮原島周辺で現認した動きと機を一にしている。私が見たのは12日~13日だが、13日午後には視界から消えていた(12日の報告は当ブログに既報)。また12日朝ホワイトビーチ沖を北上する米国海軍揚陸艦ジャーマンタウンを見た(既報)が、この動きとも符合する。記事にはないが、米国揚陸艦は明らかに強襲揚陸艦アメリカと、ドック型揚陸艦ニューオーリンズ、ジャーマンタウンの3隻に違いない(それぞれ直前にホワイトビーチに入港した)。こうした連携の核心は米日共同統合作戦だということだ。米国海軍(佐世保)・海兵隊(キャンプシュワブ)と海上自衛隊(呉)・陸上自衛隊・水陸機動連隊(佐世保)との訓練だ。それも一般的な連携ではなく、中国に身構えた「琉球諸島防衛」を本旨とする海軍・陸軍統合の力による奪還作戦であり、奇襲攻撃を仕掛ける能力の向上だ。

 この一端を私は12日の浜比嘉島などから、また13日の平敷屋から見たわけだ。またこのあと、米軍との演習を行うのだろうと私は予測していたわけだが、これは正解だった。唯、私の予測では15日以降と見ていたので、私の予測よりも早かったようだ。沖縄近海での共同統合演習が繰返されていけば、それだけで緊張を高めていく。沖縄東方海域でやったのは、中国側の警戒を見越してのことだろう。また、13日午後、米国海軍のP-8対潜哨戒機2機がまさに沖縄東方に飛んでいる(津堅島及び平敷屋から視認)。これもピタリと重なると言うことだ。

 沖縄近海での演習は、すでに攻守を意識した極めて実戦的な訓練となっている可能性が高い。沖縄の空を海を陸(無人島を含む)を軍事演習に使わせるな! 米中の覇権主義のいずれにも私たちは反対していくべきだ。そうでなければ、沖縄が再び戦場となる日を迎えかねないのだ。断じて許すまい!



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