2023年1月23日（月）曇 名護城入り口で小花見（既報）後、ホワイトビーチに向かった。安慶名での乗り換えが悪く、2時間待ち。読書で時間を過ごす。ホワイトビーチ展望台に着いたのは、14時20分頃。
そして「大物」はもぬけの殻だった。「大物」とは米国海軍強襲揚陸艦「アメリカ」が20日にホワイトビーチに入ったと報じられたから来たのに。私は、出港を23日夕方とみていたのだ。
左が海軍岸壁。「アメリカ」はいない！ 右は陸軍岸壁。海上自衛隊の戦闘艦だ。14：31
じっくりとみよう。
手前は海自のMSC掃海艇691「ししじま」だ。クレーン2台が「アメリカ」がいたことを示唆している。本日昼前に出たのだろう。14：33
陸軍岸壁にいるのはDD114「すずなみ」だ。14：35
艦首側の武装をやや説明しておく。前から「54口径127ミリ速射砲」。1分間に40発発射。最大射程24000ｍ（水上）、最大高度15000ｍ。無人で動かし、給弾も自動。その後ろの箱がVLSMｋ41対空ミサイル、対潜ロケット砲垂直発射装置（32セルー32発挿入可）。メインの武装だ。その後ろの白いのがCIWS（高性能20ミリ機関砲）。全自動システムで捜索・追尾・火器管制ができる。6本の銃身が回転しながら発射し、3000－4500発（分） 最大射程4500ｍ。前と後ろに計2門。左奥に見えるのが艦対艦ミサイル（SSM-1B)２基（左右）の発射塔。
「すずなみ」の全身。14：37
基準排水量4650トン。長さ151ｍ、幅17，4ｍ、吃水5、3ｍ。速力30kt（＝55ｋｍ／ｈ）。
所属は第3護衛隊群の第7護衛隊（大湊）から。青森県下北半島の大湊。
大湊からも来るのは、琉球諸島海域を主戦場にするための地均しであり、私が来る度に、自衛艦を見ると言うことは、日常的な警備態勢に入っているということだろう。冗談じゃない！
海軍岸壁。両サイドに掃海艇だ。14：37
よくみたら、左はMSC685「とよしま」だ。佐世保地方隊の第43掃海隊下関からきている。ここ沖縄基地隊第46掃海隊もこの佐世保地方隊の傘下にある。佐世保と沖縄はひとつながりだ。
「大物」がいないと暇である。しかし折角来た以上、多少は成果をあげないと、交通費が無駄になる。
金武湾（北）方向から飛んできた米国海兵隊AH-1対地攻撃ヘリ。14：40
ここから遠いが、角度がピタリで、ピント合わせががっちりいった。中城湾上で、普天間基地に向かう。もう1機いたが、それは左にそれて見えなくなった。
目の前にシロガシラが2羽。曇だから写りが悪い。15：04
知念岬側から入ってきた土砂運搬船。名護湾から時計と反対回りできたようだ。ここで一休みして（給油を受け）、大浦湾に向かうのだろう。明日朝入るつもりだろう。15：23
津堅島南東方沖に怪しい船が見えてきた。15：44
斜めで断言できないが、ミゲルキースだろう。北上するのか？
ホワイトビーチの港内に2台の大型トレーラーが止っている。デカいな！ 何を載せていたのか興味深い。15：53
15：53 2隻の小型艇が出て行った。もしかするとミゲルキースの搭載艇かもしれない。
16：13 ミゲルキースだね。ESB-5 津堅島沖をゆっくり、かすかに北上（左）中。「遠征海上基地」と言われる船で、洋上の最前線基地機能をもつ。長さ240ｍ。満載排水量81000トン。このまま北上するのだろうか？ 私は16：38のバスで帰るつもりなのだ。
16：24 津堅島沖を行く。非常にスローリーな動き。私は16：30まで待ったが、もう限界。
結局バスに乗り遅れた。あと2時間バスは来ないので、引き返す。
16：43 私が引き返してきたら、あれも戻っている。何だよ？！
バスに乗り遅れたのは不幸中の幸いなのか？
また、ターン。目を離せない。16：53
ただしヘリコプター等の展開はない。暇つぶしか。
17：09 今度は北上するのか？
17：15 海軍岸壁に海軍のボートが佇む。岸壁を点検中のようだ。クレーンも移動していないから、新たに何か入ってくるのかもしれない。
17：20 津堅島の北端を超え、勝連半島先端沖にいるミゲルキース。
17：22 宵闇迫る。DD114
17：25 ゆっくり北上しているミゲルキース。
北に行き見えなくなるまで、待っていた。18時過に私はこの場を離れた。今度は乗り遅れまい！
ところで、本当に北上したのか、中城湾に入ってくるのか、わからない。強襲揚陸艦「アメリカ」ともども近海で演習するかも知れない。当分の間、要注目！
帰宅は20：30を回りました。
