ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

安倍晋三元首相への銃撃を許さないー暴力による蛮行は、私たちの未来を奪うことになりかねない

2022年07月08日 | 考え直すために

 本日(2022年7月8日)、私は金武町伊芸区の民家に銃弾が突き刺さった事件を取材していた。そこに安倍元首相が銃撃されたとの情報が飛び込んできた。帰宅後、様々な情報を集めてみたが、未だに要領をえない。整理できることは、本日11時頃、奈良市内で選挙遊説中の安倍元首相を41歳の元海上自衛隊員が手製の銃を用いて背後から銃撃し、安倍晋三氏は亡くなった。銃撃者の信条、意図、背景など不明なままだが、ここに私なりの最低限の見解を述べておきたい。
 安倍晋三氏が亡くなられた。私は哀悼の意を表したい。命はひとりひとり固有であり、誰の命もおろそかにしてはならない。銃撃―テロで何かが解決することはありえない。それどころか行為者の意思とは無関係に、社会をますます閉じ、萎縮させてしまいかねない。それは歴史が証明している。
 暴力で我が意を押し通そうとすれば、過去に、この国でも軍事クーデターなど武力衝突をもたらしたように、対話―民主主義を押しつぶしてきた。ますますお互いの命を疎んじていく。こうしたことは決して起こしてはならないし、許してもならない。
 改めて、私は表現の自由・思想の自由・学問の自由、一人一人の幸福追求権を尊重しながら、自由な言論による対話を育む社会を作り出していきたい。冷静に諦めない意思を繰り返し確認したい。
 7月10日、参議院選挙の投票日を迎える。不穏な空気は人々の気持ちをより情緒的にしかねない。過去・現在を見失えば、私たちは未来を投げ出してしまいかねない。有権者の皆様に、冷静な判断を切望している所以だ。



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