2025年2月4日(火)曇
今日はバスで瀬嵩(せだけ)公民館まできました。10時頃到着。
早速、おやまに上がる。
10:13 曇り空。左側。画面右奥は長島。
10:13 右側。SCP船が計4隻もいる。そしてA護岸で鋼管矢板の打ち込みが再開されたようだ(右奥)。
今日のおやまは、誰もいない。じっくり撮ろう。
10:15 デッキパージの奥に1,2,3。「大浦湾地盤改良工事」という名の「圧殺の海」が眼前に広がっている。
手前の赤く見える船は海砂採取船。奥のデッキパージが海砂の保管庫になるようだ。
10:20 土砂運搬船からランプウエイ台船(左)に土砂の積み替え作業をするようだ。土砂運搬船は御前崎海運の美鍛(みか)丸。香川県丸亀市。
10:32 「ケーソン」仮置き場設置のための土台造りの準備作業。運搬船(奥)から石材を台船に移し替えている。
因みに移し替えるのは、吃水の問題。運搬船は相対吃水が深く浅瀬に入れない。台船は相対浅いので、座礁しにくい。海底地形が浅く複雑だとこうした手間を避けられない。
10:33 正面の真ん中のSCP船。サンドコンパクションパイル工法の船。「第31不動号」(不動テトラ(株)ー東京都中央区日本橋ー所有)。バイブロハンマー(上部のオレンジ色ー油圧式の回転押し込み装置)、ケーシングパイプ(茶色)が真上に3本そろって上がっている。1月20日に軟弱地盤を締め固める工事を始めた船だ。今はどうだろう。
10:33 A護岸の鋼管矢板の設置工事が再開されている。クレーンで吊り上げ、右側へ。
10:36 手前のバイブロハンマーは3連装が不揃いだ。クレーンで何か調整しているようだ。
中央は上に上がっており、揃っている。奥は下に下げられたままだ。いずれもこの視界でこの距離だと、動いているか否かはっきりしない。
左奥はバイブロハンマーが青緑色をしており、年末に中城湾港に入っていた船だろう。だとすると「第80光号」(日本海工(株)ー神戸市中央区―所有。船の全長66m、幅27m、掘削可能な最大深度48m)と同社のHPにでている。
10:41 台船に石材が一杯になってきた。粉塵が舞う。
10:44 気分転換。おやまの周りを取り囲む草木に癒やされる。
ここは高台だが、木々に囲まれており、風に吹かれないので、うんと楽だ。
海側の視界を開けておいてくれるのは、瀬嵩区の方なのだろう。感謝。
10:47 曇天時は、ちょっとした雲の動きで激しく変わる。左のSCP船。右側にクレーン台船が着いている。
10:50 A護岸の鋼管矢板の打ち込みが始まっていた。上部の青い部分がバイブロハンマー。油圧で回転させ、ねじ込んでいく。SCP船のねじ込みも基本的に同じ装置。
10:52 こうして埋め込まれていく。遠方だから小さく見えるが、直径2mだ。現代工学は、生態系とか生きものとかと隔絶した世界だ。
ここらでおやまに人が上がってきた。しばし情報交換。取材陣だと競合関係となり、殆ど話すことはないが、情報を共有できる人たちはありがたい仲間だ。
11:10 右が美鍛丸。土砂の移し替えが終わったのだろう。余談ながら、これで「みかまる」と読めなかった。「美しく鍛える」ね? 土砂運搬船は埋め立てて自然を破壊するだけだ。ましてここは、基地建設のためだ。あらゆるモノを破壊する拠点になるのだ。
11:15 手前の黒の船体にオレンジの船・機材は「RB101」。沖縄海洋資源開発(株)(那覇市久米)所有の海砂採取運搬船。度々現れており、沖縄島北部海域から砂を採取して運んでいる。ベルトコンベアが強烈だ。
11:20 右側。
11:25 左側。雲がやや薄い部分から光が漏れる。海面と海底の落差を想う。
11:26 「ケーソン」仮置き場設置のための土台作りの石材落としが始まった。2台の重機が激しく動く。「ケーソン」とは25mプールほどの大きさのコンクリートの塊で、これに土砂を入れて海底に設置する。三重県津市で建造されて運ばれてくることになっている。
11:44 沖合に米国海軍ドック型揚陸艦がいる。1月20日もいた奴だろう。
12:27 激しく落としている。
12:45 右の手前のSCP船。3本の調整をしているようだ。
12:45 A護岸鋼管矢板の杭打ち作業は継続している。2本目にとりかかるのだろう。
12:46 「美鍛丸」からの移し替えもほぼ完了か。奥は土砂運搬船「Marumasa2」が右へ入っていく。船体は喫水線まで沈んでおり、土砂が積まれているようだ。今や、塩川・安和・宮城島と3カ所から運ばれてきている。
丸政工務店傘下の株式会社ホクセイの所有(本社ー金武町金武)。
②に続く。