昨夜は20時過ぎに帰宅予定でしたが、やや遅れた。荷物を置いたら、21時になった頃。疲れたから、ぼーとしながら、荷物を出し、それぞれの所定の場所に。部屋の掃除してネットを見て、メール見て。撮影データを取込んで。そこまでで25時。今朝は洗濯機を回して干しました。
今回は下地島・伊良部島・宮古島(19日)、宮古島・池間島・宮古島(20日)、宮古島(21日)、宮古島・池間島・宮古島・伊良部島・宮古島(22日)でした。4日間曇天。22日午後からやっと晴間がややでた。20日は雷雨注意報が出ており、びびりながら出かけた。殆ど降られず、良かった。ただし、荒天で波高し。岩に当たる波がたっぷりと宙に舞っている。横からの海水にご用心。
私はいち早く防護壁をみつけて、そこへ避難。カメラを最大限濡らさない。これ鉄則なんだが、マスコミ陣は意に介さぬようだった。テレビクルーはとり続けるから致し方ないが、私は後退。妙にお互いの定位置が決まった。
で、私が気になったのは、車の駐車位置。皆さん、荷物を格納している方向を海に向けている。南西の風10mはあるだろう。波しぶきが吹き上がってくるのに、スタッフもドライバーに注意していない。平気なんだ。機材は自分のじゃないから、壊れても会社が買ってくれるのか。海辺近くの放送局スタッフだから、これ常識だと私は思うのだ。
本気で気がつかないのだろうか。感知するのは皮膚感覚。風向・風速。海水の水滴は機材にとってはウルトラな強面だ。海水には様々な有機物が混じっている。水+塩+諸々の有機物。私は宿に戻ってからしっかり拭いた。やはりかなり水滴がついていた。帰宅後も、もう一度。そして除湿機に収納した。
しかし動画を撮る人たちは、ニュース性のある場面を撮りたい。絵になる場面。だから無理をする。逆に言うと、「ニュース性のある場面」を追うばかりに、嘘報道になることもありそうだ。こんな場面を撮りたいと思うのは、人情なのだが、現場性や思想性が露呈する。
視聴者として見るとき、ほんとうですかと疑いながら見ないと、騙されかねない。それが悪意でなく、技術屋の意地だったりすると、わかりにくい。
ある記者に、(池間島から)あれが伊良部島だと教えたら、そうなんですか? ときた。雲がかかっており、見にくいのだが、自分がどこに居て、どっちを見ているのかがわからなくては、掃海艇が何しているかなど皆目見当つかないだろう。ヘリがどう飛んだのか、どう落ちたのか、どう流されたのかと現場で、考えるのが記者だろう。自衛隊はマル秘にしておきたがるから、突っ込みを入れるためには、情報を収集分析しない限り、真実に近づけない。
亡くなった方々、行方不明の方々にはお気の毒だが、事実は事実。誰の命も同格なのだ。反戦とは、平等の思想が重要だと改めて気がついた。
東京から来たという観光客に池間島で話した。自衛隊ヘリの事故についても。気の毒に思う気持ちと、自衛隊が何しに来たのか、この区別を立てるように私はお願いした。
私が島1周約4km弱だから、1時間余りと教えた。雷雨に注意してとも。帰路のバス停で再会。彼は面白かったですと言ってくれた。結果的に雨に降られず、良かった。降っていたら憎まれただろう。天候の変化が微妙なときは注意して接しなければなるまい。