おはようございます。本日2023年2月6日、名護市西海岸は雨。朝、沖縄タイムスを見たら、またまた驚かされた。「オスプレイ一部飛行停止」と1面トップに出て居るではないか!
昨年8月、米国空軍がオスプレイの飛行停止をしてクラッチの調査をしたが、原因を解明できないまま、翌月飛行を再開していた。パイロットに「気をつけろ」というだけだったのだ。
今回は2月4日(日本時間5日)米国国防省が、空軍、海軍、海兵隊のオスプレイの飛行を停止し、クラッチの部品を取り替えていくという決定を公表した。この決定は、1月末に同じような不具合が起きたことによる。米国国防省によると、海兵隊MV-22が296機、空軍CV-22が52機、海軍CMV-22が44機だとのこと。このうち順次やるという。この海兵隊296機に普天間基地の24機も含まれているはずだが、未公表。
2017年以降のクラッチが原因の事故は4件、10年以降の確認された不具合は全体で15件、海兵隊は10件にのぼっている。沖縄では、このMV-22、24機が日常的に飛んでおり、CV-22(横田基地から)もCMV-22(洋上の空母から)も時々飛来している。
2016年12月に大浦湾奥の安部に墜落・大破しているほか、緊急着陸(「予防着陸」と称したり)は日常的に起きている。そもそもオスプレイはオートローテーション機能(エンジン停止時に自動的にローターが回り軟着陸できる機能)が働かず、エンジンが停止してしまうと墜落する機種なのだ。クラッチの転換が効かないことで、操作に支障を来し、事故に至ることはあってはならない。
上下とも 2022年11月16日午前 宜野湾市真栄原3丁目、普天間基地近くの民家上空を飛びまわるMV-22。
在沖海兵隊は、沖縄のオスプレイを如何にするのか、明解に公表していただきたい。危険と知りながら、民家の上を飛ぶ演習もやめるべきだ。
なお、陸上自衛隊もV-22を導入しており、同じ問題を抱えていることになる。他人ごとではないはずだ。