ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

コロナ感染の拡大に思うこと(20220721)

2022年07月21日 | 考え直すために

 沖縄ではコロナに感染する人が日々増えている。7月20日5160人。17日4165人だったそうだから激増。医療の逼迫や、医療関係者の罹患も増えているという。悪循環の構造がぐるぐる回っている。死者は少ないと言っても、絶無でないし、検査をしなければ、感染源が市中にもうようよしてしまう。ウイルスに希望的観測は無駄だ。神頼みも。

 私の身内に、医療関係者がいる(県外)から余計に思うのかもしれないが、社会的にリスクを避ける努力をしなければ、現場が追い込まれてしまう。現に追い込まれてきたのだ。対処能力が引き裂かれてしまうからだ。医療を社会との関係を抜きに考えてはならないのだ。つまり政治がいかなるバックアップをするのかしないかが、決定的となる。

 沖縄はコロナ禍が強度に続いてきた。これに玉城デニー県政が対処できていないことは、事実だろう。しかし必要な財源を国が県(都道府県)に回さなければ、対処できない。観光業や飲食業、農漁業などもこの影響を大きく受けており、だからこそ「規制よりも経済を」と言う声が強まっている。冗談ではない! 検査せず、闇雲に時を待つでは、自業自得の結果をまつだけとなるだろう。人が来れば来るほどコロナ禍が広がることは明らかだろう。

 ここは冷静に行動しよう。先の参院選でも自民党候補は、コロナ対策を恥ずかしげもなく掲げていたが、沖縄のコロナ対策のダメさは、政府中枢のダメさに大きく由来しているのだ。つまり自民党・公明党のダメさにだ。

 玉城知事は、はっきりと行動制限などをかけ、必要なお金を政府に要求すべきだ。ちまちまやるな。大胆にやらなければ、業界の皆様に説得力が生じない。何よりも県民の命と健康を守れない。県政与党としても玉城知事にこう意見すべきではないか。コロナを巡る問題こそ、与野党を超えた問題にすべきだ。何がネックになっているのかを確認できれば、道は開ける。責任の所在を沖縄(各都道府県・各地域)に押しつけない、押しつけられないことだ。

 コロナによる医療の逼迫は、他の医療部門も圧迫している。行うべき治療を行えず、死んでいるケースもでているという。夏休みに入り、熱中症も増えるだろう。ちょっとしたことで、重大な結果を招かないように、お互いに注意すべきだが、それは公助の態勢があってのことだ。亡くなったのは「自己責任」だと言っていたら、そもそも前に進まない。誰の命も軽く扱うな。



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