ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【訂正】「陣地壕から遺骨8体」だ(20210305)

2021年03月05日 | 沖縄島中南部

 昨夜は県庁前から帰り、疲れて寝てしまった。なので報告できない。今朝(2021年3月5日)の沖縄タイムスに「陣地壕から遺骨8体ー糸満 2体は子ども」とある。この遺骨の収集に当たったのは青森県の写真家浜田哲二さんらだという。壕は海岸線を望む丘陵地の中腹で、日本軍第24師団歩兵第32連隊第1大隊が使用していたという。写真を見ると、頭蓋骨から脚の骨までかなりきちんと採掘されている。近くに銃弾などはなく、他で亡くなりここに埋められたのではないかと書かれている。3人は民間人で内一人はこどもとみられるとのことだ。

 身元はわからず、厚生労働省にDNA鑑定を申請するようだ。これが沖縄戦の結果であり、沖縄の現実なのだ。こうした背景があって、沖縄県庁前でハンストが行われているのだ。これに対して沖縄県当局は4日夜の時点では明確な態度を示していない(県議会質疑)。本件は情緒の問題ではない。沖縄戦と沖縄戦後76年間の負の歴史を紐解きながら国内唯一の戦跡国定公園の保存を考えるべきだろう。玉城デニー知事や環境部長にはしっかりと取り組んで頂きたい。

 



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