宮古島海上保安部のPS-31「しもじ」による20ミリ機関砲誤射事件。私が予想していたとおり、発射マニュアルを守っていなかったとのこと。本日(2022年7月27日)の沖縄タイムスが報じている。ボタン一つで自動的に発射可能な構造だけに、事前確認は当たり前だ。弾倉が発射機に給弾されていくシステムであり、外から見えないのだろうが、確認する表示や、動作などの安全装置が2重3重に発射機にセットされているはず。「機関砲の構造の理解不足も誤射の原因につながったとある」が、こんなイロハも理解せずに動かすことなどありえない。まして岸壁で、銃身を陸に向けてなど論外だ。
また同船は2016年11月に宮古島海上保安部に配属されており、6年目を迎える。また同型の船が宮古島海保に9隻もいるのだ。これで知りませんでした、やってませんでしたは、ありえない。訓練段階で制御できないのでは、こんな武器を搭載していることがおかしくないか。海保は海上での警察機能であって、殺戮部隊ではない。手順をわきまえないなど、言語道断だ。
また、船長と船員の事前打ち合わせも実施せずとあるが、パワハラなどの異常な状態があった可能性すら疑いたくなる。船員の判断力を失わせるような上意下達の関係は、あってはならない。
国会でも是非とも取り上げていくべき問題だ。