辺野古・大浦湾沿岸住民15人が原告となって沖縄県の埋め立て承認撤回を取り消した国土交通大臣の裁決の「取り消し」を求めた訴訟は、提訴(2019年1月29日)から2年となりました。原告適格なしとして「門前払い」を求めた被告・国に対して、那覇地裁(平山馨裁判長」は一貫して「原告適格」と「裁決の違法性」(裁判の本論)を同時に審理する姿勢を示し、昨年4月13日には辺野古・豊原に住む4人の「原告適格」を認める決定を行いました。
裁判は、「沖縄県の埋めたて承認撤回は正当であり、国交大臣の裁決は違法である」とする原告・弁護団の主張と「国交大臣の裁決は正しいとする」国の反論との対決になり、今回の口頭弁論で原告側は、承認撤回の最大の根拠である大浦湾の軟弱地盤の問題を中心に陳述を行います。沖縄県は、沖縄防衛局の設計概要変更承認申請に対し、沖縄県内外から18000件近く寄せられた意見書を精査し、今年度末~来年度にかけて、「不承認」の判断を下すと見られていますが、本裁判がその追い風となるよう、コロナ感染予防対策をしつつ、第9回口頭弁論に多くのご結集を呼びかけます。
日時:2021年1月26日(火)
13:15 那覇地裁前城岳公園集合 13:30 傍聴整理券配布
14:00 第9回口頭弁論(那覇地裁101号法廷)
終了後、報告集会(城岳公園)
訴訟原告団(団長:東恩納琢磨 連絡先:090-4409-1682 田仲) /辺野古弁護団