既報の通り、9月に米軍は伊江港に揚陸艇を入港させ物資を3回に亘って運んだ。これは物資を運ぶよりも入港の既成事実化の方が米軍にとって「意味」のあることだろう。
9月30日、反戦平和資料館「わびあいの里」が伊江村に抗議文を提出している。「伊江村の軍事利用は軍港化を見据えたものとしてきっぱり拒否しなければならない。平和で住みよい村の発展のため米軍に対して毅然とした対応をとるよう強く要請する」。
島袋村長は内部で検討すると応じたようだが、私もより注意深く伊江島の問題を押さえていきたい。
既に伊江島に強襲揚陸艦に見立てた離着艦訓練施設ができ、滑走路が改修されている。そして港湾の利用だ。米国は海兵隊を沿岸海兵隊に改変する動きを示しており、新冷戦に対応する部隊編成にすることが取り沙汰されている。そうした中での伊江島での動きであり、決して伊江島のみの問題ではないはずだ。