おはようございます。2024年12月26日(木)曇り
昨夕の落日と残照は素晴らしかったです。余りにも雲がなく、どうなるかと不安でしたが、がっちりいけました。太陽と海の共演を撮ることができました。希に見る好天でした。
ただ、天気が良すぎても、明暗が強すぎると、真っ白になったり、真っ黒になったりして、いただけない。適度な露出補正をしないと、無理です。昨日の私は、かなり意識して「+2と3分の2の+補正」から始めました。ギンギラギンを撮ると、真っ黒になってしまいます。また真っ白にすっとんでしまい、訳がわからなくなります。カメラとレンズによって、性格(性能)が異なるので一概に言えませんが、誰でもこうした失敗をしているはずです。
太陽が下がってくると、当然放たれている光量はガクンと下がります。急激に下がります。海面と空の上の露出差もどんどん変わっていく。まして明るすぎる光を浴びた目は、変調を来しています。実際に見えている感じから判断するのではなく、経験値を加味しながらやらないと、色は沈んでしまう。
サンセット後の海の色の変化も「微小に激しい」。細やかに際立つということ。不思議ですよね。なんでああいうパターンで異なった装いをしているのか? 潮目の違いでしょうが、興味深い。
近頃のカメラは自動化が進んでいますが、お任せでやっていたのでは、偶然の域をでないし、経験値を積めない。応用問題を解けないのです。極端に素晴らしいときこそ、冷徹に、全知全霊をかけて、撮らないと、チャンスを逃す。失敗は成功の元ですが、なかなかね。
私のように基地も撮れば、自然も撮る人間は、両極端の中で、うめきながらやっている。先日の泡瀬の池にでてきたカモたちもそうでした。突然現れたカモやバン。正直言ってかなり慌てました。これは撮っちゃろと思いながら、曇り空と樹林の中で暗すぎた。やはり連続性の中で、自分の目を制御していないと、駄目です。
来年も「失敗は成功の元」でいこうと考えています。