ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【良かったら拡散してください】沖縄の冬の四方山話(20240125)

2024年01月25日 | 沖縄暮らし

こんにちは。本日は2024年1月25日(木)予想外に晴れています。

今日も家でぐだぐだしています。画像はなおせていないし、体調もまだ回復に至らない。

各地の皆様。さぞ、寒いことでしょう。

家も、暖房具も、防寒具・衣類も壊れたり、流されたり、不自由している被災地の皆様に、どうか生き延びて、この冬を乗り越えてと私も思っています。

沖縄の冬について、少々書きます。この季節は桜祭りが始まります。ヒカンザクラが咲いています。私が住む名護城(なんぐすく)や、今帰仁城(なきじんぐすく)、八重岳などが有名です。今月27/28日(ナングスク)だったり、2月3日/4日だと思います。

今、私は電気サブトンの上に座っています。これが私が持っている唯一の暖房器具。電気ストーブは数年前に壊れたまま。お金がなくて買えないし、まぁいいやと。寒ければ、防寒具は沢山ある。昔買った冬山用・寒冷地用のウールのセーターやヤッケ。品質一流のものを揃えてあります。近頃は冬山にも北海道にもでかけていないので、たまには着てやらないといけないかもしれない。

だからといって新品でないので、能登半島に送ることを躊躇っています。使われないでゴミにされても、もったいない。

沖縄の冬と言えば、やはり波浪が強まります。海辺に出れば、ビュービュー。砂が舞い上がったり、波しぶきが飛んできたり。しかし寂しいことにカモメ類は殆どいない。釧路駅構内の大型カモメ類など、懐かしい。

こうしたときの撮影時の注意事項。上記の通りの撮影環境ですから、目に目えなくとも波・砂などが飛んでいる。必要以上にカメラを風上に向けないこと。レンズ交換は乾いた安定した石等の上で、風と反対向いて(自分の身体で風を防ぐ)やってください。風に飛ばされないように気をつけて。「強風に抗して」等とヒロイックに遊ばないでください。思わぬ油断が大ドジに。

波風と言えば、昨年の冬も本部半島沖(名護湾)にいた台船が流され、南西の名護市側に漂着しました。乗組員は無事だった。台船は自力のエンジンがついていないので、アンカーが切れたり、外れたら、もう波間に漂う以外にない。無理せず事前に避難するべきでしょう。

沖縄の冬。氷点下にならない。プラス10度が酷寒です。まぁ、8度ぐらい。生物は冬眠しないで成虫で過ごす種も少なくない。カエルもしばしば鳴いている。不思議な世界です。

寒いと魚類が砂浜に仮死状態になり、打上がっています。浅瀬にいると外気の影響を受け、体温が下がるのでしょう。また、寒風吹きすさぶ中で蝶などどうやって耐え忍んでいるかと思います。草むらの中や樹の洞などに避難しているのでしょうが、沖縄の冬ごときでも、あの姿で生き延びるのは凄いことです。生物って不思議が一杯です。

琉球諸島にはそれぞれの自然環境があり、独特です。「海だー」「サンゴが広がる海だー」ではなく、生物や地形に関心を持って、未知の興味深い自然を探してください。私たちは知らないことだらけです。

因みに、埋め立てが強行され始めた名護市の大浦湾には5000種余りの生物が棲むと言われていますが、まだまだ知られていない(学問的に未発見の)生物もいると思われます。そこの地盤(海底)を打ち固め、飛行場を造るのだというこの国の横暴に怒りを覚えます。こうして自然環境をこわしていけばいくほど、私たち人類の生きる基盤を失っていくのです。知らんぷりして居るあなたにも、考えて頂きたい。自然環境の問題は沖縄だけの問題じゃない。地球全体の問題です。国家や民族の問題ではない。生物に他ならない人類の問題なのです。

私はこうした生物たちに励まされて生きています。まだまだ死なないぞと思っています。頑張りましょう。チバリョー!



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