ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

ボルチモアの事故について(20240329)

2024年03月29日 | 米国事情

 先日(2024年3月26日)、ボルチモアの港から出港した大型貨物船(コンテナ船)が、橋に激突し、その橋が脆くも崩壊していく場面を見た。衝撃のシーンだった。私の第一印象は近代科学技術の脆さを感じた。船が一つの橋脚にぶつかり、そこから橋の左右にエネエルギーが伝わり、崩れ去るって何だろう。信じられないような脆さ。

 同じような事象は、2001年9月11日におきた飛行機が高層ビルに衝突した事件(テロ事件)でもみられた。このときは、テレビニュースを見ていたが、あっけにとられるしかないような崩壊ぶりだった。事前にビルに崩壊するように爆発物を仕掛けていたとの陰謀説など諸説あるが、真相は闇の中だ。

 今回の橋の構造がわからないとなんとも言えないが、吊り橋などは両側に力を分散(引っ張り合う)させることで、バランスをとっている。その中心が崩れたから、一挙にいってしまったのかもしれない。復旧のみならず、原因の究明に万全を尽くしてもらいたい。近代科学技術の盲点があったのではないか。

 ただ今回の事故で救われたのは、その貨物船が「緊急事態発生」の連絡をし、橋の両端で交通を止めたから、「大事」に至らなかった(人命の損出という意味で)ようだ。しかし道路工事を行なっていた8名の内6名が行方不明と報道されている。当局は何故か、亡くなったとして捜索を早々に打ち切り、復旧を急ぐという。簡単に復旧できる目処など立たないのだから、先ず捜索きちんと行なうべきだろう。

 港湾労働者の仕事がなくなるとして、地元は騒々しいようだ。確かに物より人の救命を優先する政治を望みたい。

 ボルチモアとは、米国北東部の町。ニューヨーク・フィラデルフィア・ボルチモア・ワシントンと北東から南西に(約300km)並んでいるようだ。 

 



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