ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

「自衛隊南西シフトと日米同盟ー植民地主義にふれながら」ともに考える企画を作って下さいませんか

2019年10月20日 | ヤマヒデ企画
来る11月23日(土)18:15分から多摩市永山公民館講座室で「自衛隊南西シフトと日米同盟ー『なぜ安保は沖縄なのか?』山本英夫さんにきく」が開かれます。
主催:アジア・ヒストリー・ゆんたくカフェ

この前後の11月21日、22日の夜、東京近辺で、同様の趣旨の企画をひらいていただけませんか? ご連絡をお待ちしています。講師料:20000円、交通費25000円の企画回数で割ります。宿泊費は東京近辺の場合は無料。
◎問い合わせ・お申し込み pzyamahide@lemon.plala.or.jp  ヤマヒデまで


「自衛隊南西シフトと日米同盟-植民地主義にふれながら」
Ⅰはじめに 
 私は何故「琉球諸島防衛」にこだわってきたのか? これ案外難しい設問です。私は2011年から与那国島、石垣島、宮古島に通い出しました。16年与那国島に陸自レーダー基地ができ、楽しい島遊びは不可能になりました。18年宮古島に陸自警備隊ができ、同様です。石垣島でも工事が始まっています。
 『専守防衛』がいつのまにか「島嶼防衛」へ。180度ひっくり返ってしまいました。これは日本の最西端が危ない、中国が琉球諸島を占領するかもしれないのではありません。

Ⅱ如何なる戦争準備が行われているのか?
 ひとまずここから。
  • 1991年ソ連崩壊から全ては始まった。東西冷戦構造が崩壊したが、メデタシとはならなかった。米国のひとり勝ちに見えたが、世界中で混乱が続いている。
  • 軍事産業は強大な敵が欲しい。だから米中対立へ。でもこれをやらかしたら米中核戦争で相互に破滅します。だから琉球限定戦争で米国の代わりに日本国家を前に出す。めでたくも対中戦争の最前線に躍り出るニッポン! たいした根性だ。
  • しかし戦争に躍り出ても結果責任を誰が取るのか? 誰も取らない。軍隊が暴走したと、今度もしらんぷり? 「宰相」安倍は岸信介の孫だから、悪運強い。
  • にもかかわらず、無関心が蔓延。ヘイトやファクトが一人歩き。これは、あなたの問題なのだ。

Ⅲ島々から見たら
 島々に何が起きているのか? お金が儲かるから良しなのか、本気で西の守りを固めるつもりなのか? シマンチュの命の営みが押しつぶされるから反対するのか。そもそもまだまだ声が出ていない。
しかし琉球には琉球の生き方があるはず。私はヤマトンチュですが、琉球を押しつぶしたくない。過去から何を学ぶか、過去から学ぶことが未来を照らしだす。

Ⅳ植民地主義にふれて
 私には荷が重い大きなお題をいただきました。確かに過去の大日本帝国は紛れもないアジア・太平洋の島々を植民地支配した国だった。占領を占領と考えず、資源や労働力を奪い取り、言葉を奪い、文化を壊した。それで「近代化に貢献した」だって!?
 この20年で、「日の丸」や「旭日旗」が堂々と揚がる国になり、恥ずかしくないという感性が広がった。この74年間、「なぜ安保は沖縄に押しつけられてきたのか」、ここから考えたい。沖縄島から見たら『先島』という発想がある。こうした分断を乗り越えずに対等・平等な共に生きる世界を作り出せない。恥ずべき自分をごまかさず、あるべき道を探り出す。

(山本英夫:フォトグラファー/自然写真・報道写真 1989年から「基地の島」沖縄に通い、2011年から与那国島、石垣島、宮古島に通う。2013年から名護市在住。ブログ「ヤマヒデの沖縄便り」を日々発信中。)


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