ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

涼しい朝なのに、「木を見て森をみない」あり方を疑い出すと、熱くなる(20230511)

2023年05月11日 | 沖縄暮らし

おはようございます。2023年5月11日(木) 晴れ

 この2,3日沖縄(沖縄島)は涼しいです。昨日の辺野古では、濡れたせいもありますが、長袖をもっていったことが効を奏しました。夕方の残照撮りのいでたちは、乾かした長ズボンと、長袖シャツ、サンダルだったので、砂浜に降りない道に行きました。今朝も涼しい。

 今、ネットで山本太郎が夏場の熱中症対策の話しをしています。近年増加している事態だが、エアコンの設置、利用について補助しないとダメだろうと指摘。当然の要求だと私も考える。私の今年の夏が思いやられる。気温の高温化は、地球規模で顕著に進んでいるが、これは何故なのだろうか。地域によって違いがあるだろうが、私はC(炭素)問題に収斂する考え方、「地球温暖化」という把握は、間違っていると考えている。森が壊されてきた現実、コンクリート化されてきた現実、様々な発熱媒体が増えている現実など。一言で言えば、ヒートアイランド現象の解決が大きな論点となるはずだ。自然を守る意義は、ここにもあるはずだ。木々による日陰としての潤いは、沖縄に暮らしていると、猛烈に実感できる。5mの樹間を抜けた風は、明らかに涼しい風が吹いているのだ。

 一方で、東京の都心で、大規模に神宮外苑などの再開発が進み、100年の森が伐採されようとしているとの報道が流れている。最近では日比谷公園も同様らしい。愚の骨頂である。都心の開発をより容積率を高くして再開発(高層化)する愚は、一部の資本だけの儲けであり、「公共性」をないがしろにするものだ。

 辺野古における新基地建設現場を見ていても、海ばかりか森を皆伐するやり方が横行しており、これを自然破壊でないという硬直した考え方に、恐れ入る。一連の開発は基地建設に付加して、様々な誘致を進めるための関連開発や、最近では名護市による給食調理場まで、森を壊して造成工事が始まっている(二見入り口近く)。

 やんばるの希少種を守ると称して、ネコを敵視する「ずっとやんばる ずっと飼いネコアクションプラン」は、「木を見て森をみない」典型的なやり方だろう。実は文字通り「ネコを見て、森をみない」やりかたを、環境省が進めようというのだから、相当な驚きだ。私が先日書いた指摘は、まだ偶然の問題意識を出るものではない。これはきちんと考えないとならないと、思い直している。

 

 

【拡散願います】「ずっとやんばる ずっとうちネコ アクションプラン」(案)―二項対立という「ワナ」でごまかされてはならない(20230508) - ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

(Ⅰ)はじめに私は4月27日にブログに書いた事から、深みに嵌まっている。タイトルに示した文書であり、副題に「沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動...

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 「ファクトチェック」というのがあるが、もっと根深い「ごまかしの論理」は、色々あるようだ。こんなことを考えていると、せっかくの涼しい朝が熱くなる。



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