ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

様々な資料を見開いているー伊良部島沖墜落事故-⑦(20230426)

2023年04月26日 | 沖縄暮らし

 こんにちわ。もう「おはようございます」の時間を超えてしまった。伊良部島沖墜落事故を巡る問題を逐一みていると、不審に思うことが、浮かんできた。お陰様で、色々と調べなければならない。

 3月、4月は人事異動の季節だ。これはどこのお役所も一緒だ。この4月に陸上自衛隊西部方面隊の幹部は、西部方面隊総監(方面隊トップ)、かの第8師団長(熊本県・宮崎・鹿児島県等を管轄)、琉球諸島を管轄する第15旅団長が、揃って、3月30日に着任したばかりだった。4月3日、健軍駐屯地(熊本県)で着任式典をやっている(西部方面隊機関誌「鎮西」2023年4月26日発行を参照させていただいた)。

 これには、当然、第8師団長だった坂本雄一氏も参加しただろう。那覇の第15旅団長となった松永浩二旅団長も出席していたのではないか。お互いの顔合わせもそぞろに、翌日4日那覇に飛び、6日現場に飛んだ坂本氏。間が悪かった。

 同様なことは航空自衛隊にも海上自衛隊にも発生していただろう。また海上保安庁にも。事故と知って、慌てたのは、さもありなん。同情はするが、素早い対応に隙が生じたことは否めまい。

 坂本氏について、私は何も知らない。しかし客観的にみれば、猪突猛進型であると断じざるをえまい。控えめに言っても、性急な方だ。西部方面隊の隊内のことすら考えないとすれば、まして地域のことなど考慮していないのだろう。勝手にやる独断専行型だろう。自衛隊という軍隊組織のトップのあり方がこうなのだ。

 話は変るが、ウィキペディアをみたら、「宮古島沖陸自ヘリ航空事故」なる項目が既に立ち上がっている。本日付で13頁。素早い方がおられる。私も一通り読ませていただいた。「偵察飛行」への着目が殆ど感じられないのは残念だ。坂本氏が真っ先に現場に出たのが、自分らの管轄地ならぬ機動師団として進出する宮古島周辺だった。第12旅団長だったからヘリにはなれていただろう。第12旅団は群馬県榛東村にある内陸の首都中枢の機動旅団だ(私は2000年代初頭に見に行っている)。この記事は、同事故の経緯を細々追っているが、それだけだ。

 私はホワイトビーチにある海上自衛隊沖縄基地隊の掃海艇「ししじま」が現場海域に急行したと聞いて、本件に着目したのだ。伊良部島沖と沖縄島勝連半島がつながった。また同時に下地島空港の軍事利用が見えてきた。なんと米軍のF-16戦闘機が緊急着陸しており、偶然が重なっている。こうしたことから必然を見いだす努力も無駄ではあるまい。

 私は、軍隊なるものについて視野を広げつつ、深めていくつもりだ。



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