私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

「トランプ信者」潜入一年: 私の目の前で民主主義が死んだ

2023-09-08 16:20:29 | 
横田 増生著 小学館刊 2022年初版 463P 2200円・・と裏カバーにはあるが なぜかamazonでは1580円税込み・・まだ出て1年半でなんで?という感じだ。ほぼ28%オフなので 早い時間にスーパーの値引きシールを貼られた感がある。あたしの友人は半額まで待つようだがw 引きずられて古本の価格も下がってて 送料入れても600円しないんで うーむ買うかな・・とカートに入れたんだが 読み終わってからにしようと思いとどまった。先日 京都本のセットに2800円出したんで600円でも惜しい。これは図書館の本。表紙に山本美香記念国際ジャーナリスト賞(第9回 2022)とシールが貼ってある。さて 著者の横田さんて潜入取材のお好きなジャーナリストで これまでにも ユニクロ潜入1年・仁義なき宅配: ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン・ 潜入ルポ amazon帝国なんかが有名だ。1965年生まれで関学からアイオワ大を出た お腹の出た人当たりの良さそうなおっちゃん。今は58か・・ 2016年のアメリカ大統領選 つまりトランプが大統領になりバイデンが勝つまでの話が中心なので誰でも興味があるだろう。本書amazonの星は4.5だから期待して読み始めたら これがやたら面白い。463Pもあるのだが一気に読んでしまった。現場の発言に対して ちゃんとファクトチェックをしてるところなど好感が持てる。一部の書評では 長すぎて疲れる・・とか ファクトチェックの根拠が示されてないとか まあ色々あるのだけれど 今回借りた10冊の中では1,2位を争う面白さ。直木や芥川なんかの虚構もいいかもしれないが リアルは強いな・・と思う。世界の運命を左右する超大国のトップを決める政治のルポなので不謹慎なんだろうが とにかく面白い。しかし アメリカは広い。日本人がアメリカ人に多く持つイメージって背が高く細身で美男美女で知的で高学歴で良心があって・・てイメージだが 実際は金がエライ世界だし 宗教に振り回され人種差別もあり 太鼓腹のおっちゃんおばちゃんがいっぱいいる怪しい国なのを再認識した次第だ。みんな映画スターや起業家ばかりなんじゃないんだよ?て話w 読み終えてこれ買うか?と再考したんだが 463Pだし胸糞悪い話が多いんで当分二度目は読まないだろうな・・と思うので保留だ。いつでも図書館で借りれるし もう本を置くスペースがほとんど無いというのもある。小学館が値下げシールを貼る意味がなんとなくわかる。これは生ものだからだ。一点 ソフトカバーだし栞紐がついてないので栞を用意してから読み始めること。でないと混乱する。買わなくていいけど 図書館にあったら是非借りて読んでね・・という本だ。
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裸で泳ぐ

2023-09-06 00:09:17 | 
伊藤 詩織著 岩波書店刊 2022年初版 264P 1760円
名前に覚えはあるものの何を書いた人か思い出せない。カバー裏見たらBLACK BOXの著者。こちも読んだがあまり記憶にない。TIMEの世界で影響力のある100人に選ばれたらしいが・・ 本書はエッセイだが 最初からなんじゃこれは・・の連続で図書館の本だからいいようなもんだが 個人的に1760円払って本棚に入れようとは思わない。現職はジャーナリストらしいが 本書は個人的には あ そう・・という感じだ。
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私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット: 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕

2023-09-05 22:14:13 | 
デズモンド・シャム著 草思社刊 2022年初版 328P 2860円
amazonのレビューを見ると絶賛してるのと 冗長・・というのがある。日経の書評から拾った図書館の本。著者の個人史を読みたいわけでは無いので もっと整理して新書なら売れたかも知れないけど 3千円近い価値は無い。なんせ328Pもあって嫌な話満載なので一読したらそれでいいかと。基本は 中国でビジネスするとなると 縁故ビジネス。 中国共産党は人民の味方ではなく 絶対の権力で人民を支配し 幹部やその一族が好き放題したり私腹を肥やすためには 平気で命すら奪う・・というヤバさ。中国って普通の国・・て思いたい人もいるだろうが 実情は酷いので知るために読んでおいた方がいいだろう。個人的には やっぱそうなのね・・で終わった本。
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踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代

2023-09-04 21:36:11 | 
小倉 孝保著 講談社刊 2022年初版 376P 2200円
まず うちの図書館がこれを買ったことに驚く。 十一章の 見事な最後・・を読んでたら いきなり泣けてきた。涙が止まらん。
これはそういう本。あーだこーだ言うつもりは無い。昭和を生きてきた人にだけお薦めしたい。
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「おかえり」と言える、その日まで 山岳遭難捜索の現場から

2023-09-04 21:32:45 | 
中村 富士美著 新潮社刊 2023年初版 160P 1540円
今日は大雨のはずだったが 午後から薄日が差してたので 彼女が仕事帰りに取ってきてくれた。これは待ってる人がいるので2週間しか借りれないのだが・・・期限は18日なのだが 6時過ぎから読み始めて3時間たたないうちに読み終わった。版型が新書を数センチ横に広げたようなソフトカバーで ページは厚手の上質紙なので単行本・・といわれりゃ言えなくもない。不思議なことに 出てまだ5カ月なのにamazonでの新本の取り扱いが無い。よほど部数が少ないのか バカ売れ・・するような本でも無いし謎だ。小さな版型なのに上下の余白も行間も広いし文字も教科書並みに大きい。つまり情報量が少ない。著者は東京青梅市立病院の救急救命センターの看護師だった人で今は外来だが 山岳行方不明者遭難捜索活動および行方不明者の家族サポートを行う民間の山岳遭難捜索チームLiSS代表。場所柄青梅や秩父のそんなに高くない日帰りコースでも行方不明になる。警察や消防なんかの山岳救助隊が最初に入るのだが 見つかるまで探すわけでもなくある期間捜索して見つからないと打ち切りになる。そこから先は家族の求めに応じて民間の捜索隊が入るわけで まあそこの代表だ。捜索の日当は1人1日3~5万で 最低2人で行動するので最低でも1日6万 捜索が数カ月に及ぶと家族が破綻するので どんな低山でも山岳保険はちゃんと入ろうね・・というのと 最近は発信機を持って入山し遭難したらヘリで電波探知して大体の位置特定をするサービスもあるらしい。単独行はちゃんと届を出して万が一の時の装備と食料と・・て言い出すときりがないが。あたしも 山は好きだが若いころからちゃんとした登山をしたことが無い。奈良の若草山のぼったくらいで遭難しようが無いのだが 10年ほど前に山梨の知人が ちょっとあそこ登ろうぜ・・頂上で呑むビールは旨いぞ・・と言うのでのぼったことがある。そこに見えてる植林された低山で えールート知らんし装備もないからやめとく・・と言ったら すぐ行けるしルートは知ってるし 装備はなんもいらん・・と 食料とビールだけ持ってスニーカーで昼近くの遅い時間から動き始めたことがある。彼は地元なので安心してたんだが 彫金屋さんで山は素人なのは後で知ったのだが 案の定迷った。お気楽な人でだーいじょぶだーいじょぶでついていったあたしもバカだが。ガイドが迷い あたしが少ない知識でこっち・・といって 数時間迷ったがなんとか降りてこれた。その後彼と呑むとその話題で平謝りだったが 遭難しなくて良かった。もう大病して体力半分以下なので ちゃんとした装備で縦走するようなのや沢なんか無理だし ちゃんとした経験がないと何でもないところで怪我するのを知ってるので行かない。今行きたいのは吉田山(京大の裏山)と如意ヶ嶽(送り火で大の火床があるところで小学生の遠足ルート)くらいが限界だろうな・・と思う。まあ 山を甘く見たらとんでもないしっぺ返しを食うから気をつけようね‥と言う話。内容的には悪くないが この価格に見合うだけの情報量が無いので 図書館にあったら読んでおくくらいでいいと思う。
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