私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

今更ながら

2019-11-30 15:36:18 | メンタルヘルス
水上勉の五番町夕霧楼を読んだ。絶対今頃になって何をたわけたことを・・と文学好きには言われそうだがw 図書館で検索したら 4冊ヒットしたのだが なぜか文庫は嫌なので 単行本をリクエストしたら見事に茶色くなったやつが来た。発表が1962年だから昭和37年 借り出したのは文藝春秋刊 昭和38年初版の49年の12刷。茶色いわけである。もう45年前の本だ。これ水上勉が三島由紀夫を金閣寺のアンサーとして書いたそうで 舞台となる五番町の近くにあたしは住んでたのは先に書いた。小説の中で焼ける鳳閣寺って京都にはそんな寺は無いし焼けてもいない。奈良県吉野郡黒滝村にある真言宗鳳閣寺派の本山である。まー全然期待して無かったのである。ただ昔住んでた部屋の近くが舞台・・ってことで機会があれば読もう・・と思ってたのが今になっただけ。で これは買おう・・というか本棚に置きたい一冊になった。ネタバレするので内容については触れないけれど これは名作。読んで損は無い・・と個人的には思う。
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続編すぁる

2019-11-30 10:38:14 | メンタルヘルス
病院で死ぬということ そして今、僕はホスピスにいる 山崎章郎著 主婦の友社刊 平成5年初版(1993年らしい) 昨日の前編に続く記録で 最初の2編は病院勤務医としての話 残りはホスピス医としての話だ。まあ誰しも死の前には平等である。昨日元中曽根首相が101歳で大往生なんてニュースが飛び込んできたが そこまで生きたいとは思わない。あと10年生きれたら それで合格かな・・と思う自分がいるのも確かではある。長く生きればそれでいいというものでは無い。毎日を精一杯生きて それで終わるのならそれはそれでいいのではないか・・と思う。まああたしの死生観なんかそんなもんだ。三度の未遂 そして大動脈解離で生死の境にをさまよったからそういう風に思えるのだろうけど。大動脈解離でほとんど死の淵・・と言っても三途の川のこちら側・・ってわけではない。ぽっかり開いた底なしの闇 まあたとえて言えばブラックホールみたいなものの淵に立って あそこに落ちたら全てが無に帰るのだな・・と思ったことだけ覚えている。この本には 来世でまた出会えるのか それとも無か?という根源的な疑問が最後に投げかけられているのだが あたしは無だろう・・と思う反面 来世があるなら また嫁はんと会いたいものだな・・と思う。さて本書も図書館で十分である。己の死生観は己で決めればいい。他者の目にどう映ろうが 政も死も自分の問題なのだから。ブラックホールの反対側はホワイトホールでそちらは噴き出すもの・・という説がある。そちら側にいけるのであれば また嫁はんと暮らしたいものだ。あと二冊 潜入ルポ アマゾン・ドット・コム と五番町夕霧楼 水上勉である。全くの余談であるが 京都に出て嫁はんと暮らし始めた部屋が 京都市上京区七本松中立売下ルである。五分も歩けば千本中立売だ。五番町夕霧楼の舞台となったのはこの少し下がったあたり。当時は歓楽街だったらしいが あたしが住んだ頃にはエロ映画館が残ってたくらいで(知らなかったのかもしれないが)もう寂れていた。数年前に部屋探しに行ったら 中立売も千本も更に寂れて当時の店はほとんど無く寂しい思いをしたものである。
ちなみに有名な居酒屋の神馬は未だ健在 千本中立売上ルにある。ここは京都でも有名な居酒屋で吉田ルイの酒場放浪記にも出てきた店。四条からはかなり離れているが 千本通はバスが走っているので行かれると良いだろう・・と言いながらあたしが住んでたころは まだ学生だったから 勘定の定かでない居酒屋なんか行ける身分では無く未だに行ったことが無いのはご愛敬である。今は多少ゆとりがあるので 年末にでも行ってみようかな・・と思っている。
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明日は

2019-11-29 19:41:32 | メンタルヘルス
わが身である。数年前に大病して生還率一桁で生還したので どうしても病院だの老後だののそっち方面の本が気になる。で借り出してきたのが 病院で死ぬということ 山崎典郎著 主婦の友社刊 平成2年初版(何年だ?w)の29刷だから結構売れたんだろう。あたしはたまたま祝日で たまたま嫁はんが家にいて 指定して運んでもらったちょいと遠い病院が心臓血管外科が優秀だったので助かっただけで 最初救急隊が受け入れ要請してたのは隣の市の総合病院でそこが受け入れ拒否されたので助かったようなもんである。そこは心臓血管外科は無いから たらい回しになったら もう地獄の住人必須である。運が良かったのもあるが 嫁はんの判断が的確だったから 今こんなつまらん駄文も書けるw さて著者略歴を見たら 千葉大卒で附属病院で研修終わったあと千葉の某市民病院に7年勤務して ホスピスに転向した経歴。10人?ほどの最後を主治医の目から見た記録と思うところである。消化器が専門でここに出てくる人たちはみんなガンで亡くなってるわけだが・・ でターミナルケアの重要性を認識してホスピスに転向するわけで 続編が病院で死ぬということ そして今僕はホスピスに・・というのも借りてきたけどこちらはまだ読んでない。29刷も出たわけだから どんだけすごいのか?と期待はしたのだが なんせあたしは死に損ないである。普通なら4年近く前に死んでたわけで 今はおまけの人生・・って思ってるから いきなりガン告知 余命・・て言われても 4年儲けた・・くらいの認識だと思う。死ぬのが怖くないのか?と言われたらそうではないけど 死ぬ覚悟はとっくにできてる・・と言うべきだろう。好きな仕事も遊びも嫁はんとも充実した人生をおくってきたわけで はい 明日死にますよ・・と言われようがあんまり後悔はないからだ。本書 医師の目線で死にゆく人たちの最後を描いてるわけだが 実際自分がその立場にならんとわからんことは多いと思う。嫁はんもあたしがICUで10日意識が無かった時には覚悟しといてください・・と言われて生きた心地がしなかったそうだが 本人は全く記憶がない。意識が戻った時に気道挿管されてて 無性に水が飲みたかったのがICUの記憶である。まあ手術は成功したけど 血糖値が高くて下がらなかったら足腐りますから切断します・・とかも言われたらしいが 本人はいたってのーてんきなもんである。死にかけたのにねぇw というわけで 続編を読むまではわからんけど 本書は図書館で借りて一読すれば十分だと思う。1円でも欲しいとは思わないw
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今年一番の

2019-11-29 19:03:55 | メンタルヘルス
寒気団がきているというのに こたつ部屋は大片付けの真っ最中で ついでに下敷も洗っちゃったので こたつ部屋は部屋は段ボールにPCパーツに その他色々で足の踏み場もない。こたつも上掛けもDKに立てかけてあるし いかに密閉性のいいマンションとはいえ レンジフードをつけるとドアの下から冷風が吹き込む始末。こんな時に限ってスウェットにコーヒーをこぼして 明日洗濯するつもりだったので代えが無い。仕方なくカットオフのジーンズはいてたが寒いのなんのってw オイルヒーターを稼働すればいいのだが周りは可燃物満載なのでそれも使えず モノが山積みで足場の悪い中なんとか形になった・・・なんて話はどうでもいいのだが 寒いにもかかわらず 図書館の予約8冊のうち5冊が資料確保できました・・のメールが来てたので取りに行ってきた。本当は 横田増生氏の出たばかりの潜入ルポAmazon帝国が読みたいのだが9月に出た本なので 当然図書館には無い。一瞬買おうか?とも思ったが1870円もするので あっさり諦めたw 同じ著者の潜入ルポアマゾン・ドット・コムがあったので これは借りた。少し読んだが面白い。マケプレで買おうかと見たら定価880円なのに990円!これに送料350円入れたらあほらしいのであっさり諦めるw ほんと 高いとなんでもあっさり諦める人だな・・と我ながら苦笑するのだが 代わりに なぜアマゾンは1円で本が売れるのか ネット時代のメディア戦争 武田徹著 新潮社刊 2017年初版を借りてみた。アマゾンの1円本には散々お世話になった。今もだがw 買い漁って時期はまだ送料が257円だったから これで送料引いて アマゾンに場所代払ったらいくら儲かるんだろう?と疑問に思ったわけ。がー これタイトルに偽りありでアマゾンで1円で売れるからくりを書いてあるのは255ページ中たったの4ページ!他は デジタルは活字を殺すのか? とか スマホはジャーナリズムを殺すのか? ネットはコンテンツを殺すのか?という具合に デジタル社会をとりまくもろもろについて書かれている。 本・新聞・ポータル・ゲーム・オンライン配信などなど。まあ そこそこ背景がわかって面白かったけど 速読の人なら半日あれば読めてしまう。で マケプレの1円本だが 1冊売れるごとに成約手数料で60円(プロマーチャント契約してない場合は100円)の手数料がかかり 販売価格の15%を上納する仕組みだそうだ。もっともこれは 国内配送手数料が257円の時代の話なんで 一冊売って98~198円の収入となり ここから配送送料と仕入れ価格を引くと 絶対に儲からんだろうな・・と思う。それでか知らんが 最近は送料が350円に値上げになったから商売として成り立ってなかったと思う。まあ 350円になったからといって大きくは儲からないだろうから薄利多売の商売にならざる得ない。未だに送料254円とかでやってるところもあるが その分価格を上げて 合計すると送料350円のところと1、2円しか変わらないようになってる。 まあその辺がわかっただけでも良しとしよう。送料350円でも欲しい本は買うのがあたしであるw 新本はさすがに送料無料だけど 新本が2千円近いとそう多くは買えない。マケプレで1万くらい買った時にはさすがに嫁はんに怒られたがw さて本書 デジタルコンテンツの歴史を知りたい方にはそこそこ面白く読めるが あんまり面白くはない。あたしみたいに デジタルが立ち上がってきた時代からソフトウェア業界で仕事してきたものには ほどほどに面白く読めた。書棚にはいらんけどw
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京都の

2019-11-24 17:06:49 | メンタルヘルス
某ゲストハウスのお勧め本だったので借りてみたが 舞台が京都・・ってだけのラノベである。左京区七夕通東入ル 瀧羽麻子著 小学館刊 2009年初版 舞台が出町柳や百万遍あたりで 描写からして京大の学生が主人公の学生生活の1年分の軽い恋愛小説。森見登美彦や万城目学あたりの濃い京都を想定してると なんじゃこれは?で終わる。別に舞台が京都でなくても成立するする話。まあ大学時代の無謀な恋愛の・・って思えば京都って舞台にしやすい(京都人は学生さんのしはることやから・・と甘いw)からんだろうが。まあ図書館にあったから借りれたからいいようなもんで これが1600円・・てあーた無謀でしょうと思う。5段階評価で1.5くらいかな。まあ 図書館てありがたい。とりあえずお試し読みをして気に入ったらamazonで買えるから 投げたくなるような本を買わないで済むのでお財布に優しいw
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