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私はメンタルチャットの管理人

メンタルチャットでおこるさまざまな非日常

まるで

2020-12-16 18:47:36 | メンタルヘルス
日本昔話のアイヌ版。 アイヌと神々の物語~炉端で聞いたウウェペケレ~  萱野 茂著 山と渓谷社刊 – 2020年3月初版 一見単行本ぽいが実は厚さ3センチもあろうかという分厚い文庫 539ページもあるので 何度も挫折しそうになったがとりあえず全部読んだけど2度読みする気力は到底ないw amazonの説明では 著者が祖母や村のフチから聞き集めたアイヌと神々の38の物語が読みやすく情感豊かな文章で綴られる。すべての話にわかりやすい解説が添えられ、アイヌの文化や習俗、世界観をたっぷり味わえる一冊。アイヌ文学名著の文庫化。 ということらしいが読んだ限り同じような話 私が狩りをして神の啓示をうけ 悪い神や人達を倒し 美人の妻をもらって子孫がいっぱいできて幸せに暮らしました・・という話ばかり。日本昔話と違うのは それぞれの物語の主人公が年老いて死んで終わるところ。神とアイヌの関係が ちょっとだけ神が上で 御幣と酒を供えて崇拝するとお前を一生守る・・とか 虫から家 熊や木々にまで山のように神がいるところだ。神の啓示はいつも夢に現れその通りになるのもお約束。女性は全て美人(アイヌの美人の条件は知らないけどw)で 仲のいい兄弟が多い。結局 神の力に助けられて一生幸せに暮らして死んで終わるのは一話を除いて全て同じなので飽きてくるというか 先が読めてしまう。まあ素朴というか純朴というか 悪い神や熊と闘って必ず勝つし 悪い神も最後は改心して主人公を守るようになるので これも盛り上がりに欠ける。なので 実際 掟を教える話みたいなのが多いので面白くはない。民俗学のテキストを読んでるようなものだ。あまりにも分厚いしヤマケイの本なんで買おうと思ったのだが文庫にしては高い1210円なのであっさり諦めた。図書館検索したらあったので借りたら厚さ3センチで期限は3週間だから思わず天を仰いだのだが 内容が平易なので 頑張れば4日くらいで読んでしまえる。当然amazonのカートからは削除。興味のある方は図書館で借りられるといいだろう。
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とりあえず

2020-12-14 23:02:27 | メンタルヘルス
まだ喪主にならなくても困らないような人にはいらない本。 葬式は、いらない 島田裕已著 幻冬舎刊 初版2010年 借りたのは第10刷だから二か月のうちに10版も重ねたベストセラーだ。10月の末に母の葬式を出して まあ喪主は弟なんだけど あたしも葬儀社との打ち合わせで出た話を先に書いた。でまあ なんか不透明な部分 告別式の祭壇がくれるわけでも無いのに2日のレンタルで60万とか 社葬でもないのに盛大な花が35万とか 坊主のお布施が戒名入れて40万?くらいだったのがなんか釈然としなかったわけ。本書を読むとその裏側みたいなものが書かれているのでなるほどな・・と理解できる。タイトルが葬式はいらない・・だから基本的に意味のない儀式にまつわる部分は全部止めちゃってもいいんじゃない?という内容。この本が出た当時で 葬式の平均金額は231万円と世界一だそうだ。1990年当時で アメリカは44万 イギリスは12万 ドイツで20万 韓国が37万だそうだ。まあ死者とお別れする儀式としては仕方ないといえば仕方ないのだけれど ほとんどの人が地元を離れて都会で暮らしそして死ぬ。江戸時代では寺は役所みたいな役割があったので(檀家として住民を管理してた)寺との結びつきはあったのだけれど 今は大半の人がお寺さんと関わるのはお葬式の時だけだろう。それも地元では無いので葬儀社が手配できる同じ宗派の坊主を借りてきてお経をあげるだけ。で 戒名のいわれも 仏門に入るための名前ってことで 檀家である寺の墓に入るのなら戒名はいるらしいのだが 無宗教でやったり散骨や樹木葬なんかするなら 寺の墓に入る必要もないし 都営霊園みたいな公共の墓地に埋葬する場合でも戒名は不要だ。まあうちの母も下手糞な字でわけのわからん戒名に20万くらい払ったみたいだが 何の意味があったのか?と思うと未だに疑問である。本家の墓に入るならいざしらず当分は手元供養だしなぁ。弟がどうするか決めるだろうけど 父の墓に入れるとしても三重県の鈴鹿 今弟は沖縄だし あたしらも東京だから 誰も参らない無縁みたいな位置にあってはどうにもならない。葬式が家のものから個人のものとなった今 あたしはやっぱり樹木葬で京都の土になるぞ・・という気持ちが益々強くなった。仏壇も墓もいらない。誰かの記憶の片隅に阿保な親戚がいたよなぁ・・とたまに思い出してもらえればそれでいい。本書各宗派の葬式・仏壇・戒名について簡単に述べているのでご参考に。ちなみに戒名をつけるのは日本だけらしい。日本の仏教 まあ奈良や京都の墓地を持たない寺は別として 大半が葬式仏教になってるわけで それに大金をつぎ込むのも意味が無い気がする。お金は残された者に使ってこそ故人が喜ぶと思うのではないだろうか?
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どう

2020-12-13 13:18:00 | メンタルヘルス
評価したらいいのかわからない本。13億人のトイレ 下から見た経済大国インド 佐藤大介著 角川新書刊 2020年8月初版。昭和の世代にとっては インドと言えば人生観が変わる・・と言われた国で 欧米のヒッピーやバックパッカー もちろん日本人もだが 精神世界の旅みたいな形で訪れる場所であった。がそれから数十年。今や13億の人口(日本の10倍)を数える経済大国で 核武装なんかもしてるので 本書を読んでも どうもイメージが結びつかない。日本人て お隣韓国や中国ですら 一部を見ているに過ぎず とても全体を知ってるわけでは無くTVで見る経済発展した都市部や 歴史的遺物を知ってるだけだ。どれだけ経済発展して先進国に近づいたというイメージがあるにせよ 我々の知らない地方との格差は大きいわけで それは日本の 例えば東京と地方の集落との差よりもはるかに大きいので 益々理解できない。インドの場合は地理的にも遠いこともあり 日本人が理解してるのはニューデリーやムンバイ(旧ボンベイ)あたりと カレーの国と言ったイメージしかないわけで 13億の国民がどう暮らしているかまでは全く知らないのが現実だ。本書はトイレ・・という日本ではあって当然の切り口から インドの一部を読み解く あくまでも全部は読めないけど一部でも理解できるという点では優れた本だと思う。日本ではほぼ辺境にしか無い汲み取りトイレですらなく 野外で用を足す割合が6割とか言われると えっ?という感じだろう。まあ そこを切り口として インドの階層社会 カーストや社会の構造に切り込んでいくあたりは興味深いのだが あまりにも混沌としすぎて2回読んだが ちゃんと理解できていない。聖なる河ガンジスで沐浴をする映像を見た人は多いと思うが ガンジスには工業廃水から生活廃水 さらにはトイレの廃水までが未処理で流れ込んでいる・・というのを知った時にはぞっとしたのだ。がヒンズー教徒はあの河が穢れが浄化される・・と信じてるわけで 不潔恐怖のあたしからすれば 身の毛もよだつ代物だ。さらにはそのガンジスから取水して それを簡易に浄水して水道水として配水してるらしく インド人てなんで平気なんだ?とすら思う。まあ先にも書いたが切り口はトイレだが 著者の言いたいのは ヒンズー教の言うカーストについてであろう。日本では生まれながらに貧富の差というのはあるけれどカーストというか階層差別というのはほぼない。日本国憲法で全ての国民は法の下に平等で出自で差別されないとうたっているからである。まあ実際には 問題とかあるが それでもインドと比べればまだ軽い(決していいわけではないがまだマシと言う意味で)。インドではヒンズー教が国の中心だから 憲法で差別は禁止しているものの カーストそのものを否定していない・・という事実を知って驚いた。あのガンジーですら カーストそのものを否定してない・・というのは驚き以外の何物でもない。本書は読み手によっていろんな読み方ができるわけで ガンジスの流れのように混沌としている。あたしの読解力が足らないみたいなので 本書はこう・・と言えないのが悔しいのだが それくらい混沌とした内容だ。面白い本では無いけれど 一読されることを強くお薦めしたい。良書である。
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そういうことだったのか

2020-12-11 08:04:58 | メンタルヘルス
井上章一氏のベストセラーになった京都ぎらいを読んで この人なんで京都に敵意剥き出しなんだろう?と疑問に思ってた。タイトルが京都人であることを呪うようなタイトルだったので 新本で買わず 売れた本だったのでそのうち下がるだろうと待っててamazonのマケプレで129円だったので買って読んだわけだが 送料入れて386円。京都まみれを買うか迷ったんだがとりあえずamazonのカートに入れていたが図書館にあったので借りて読んだのは先に書いた。でも なんで京都にこんな敵意むきだしなのかわからない。ふと見たらamazonのあなたにお薦めに 氏の関西人の正体てのがある。これも関西に敵意剥き出しのタイトルなので 図書館検索したら文庫版になったのがあったので借りてきた。さっき読み終えたわけだが・・元々 この本1995年に 関西人の正体―コテコテの大阪が薄味を好むわけ  小学館から出たハードカバーを文庫化したもので 更に元々は 1992年に小学館から出た雑誌のDENIMの連載の関西学(93年1月~95年2月)をまとめたものらしい。文庫化にあたって朝日新聞出版に版元が移ってるがけど内容は同じだろう。そうなると コテコテの大阪が薄味を好むわけ・・というサブタイトルの記事が無いのはなぜだ?と思うがまあ そりゃどうでもいい。先にも書いたが 井上章一氏は嵯峨(右京区)の生まれで伏見(伏見区)で育って結婚してからは宇治に住んでいる。普通の人は なんや京都の人やん・・て思うだろうが 中京あたりの鉾町の旦那衆に言わせると京都の人というのは洛中(上京・中京・下京の狭いエリアを指す)生まれで洛中に住んでなければ京都の人と思わない人が結構いるから その辺でカチンと来るらしい。京都の人に言わせると嵯峨も伏見も洛外であって 宇治にいたっては京都でない・・という認識なのだ。もっとも京都洛中でも中京って上京の下の方と下京の上の方をくっつけて後からできた区なのだが。が 中京の旦那衆の一部は京都って 北は御池通までという認識の人も多いらしい。中京の旧家の杉本秀太郎氏(フランス文学者だったかな)なんかは 言いそうではあるが。で 井上氏は洛外を転々としてるから 京都の人に言わせると 宇治に住んでる・・というと ああそうですか 井上さんは京都のお方と違うんですね・・と言われるらしくこれでまた敵意が沸々とわくようである。でまあ この文庫版の方のあとがきに本音が出てる。単行本のあとがきはそのまま収録されてて 文庫版のあとがきが追加されてるという変な構成だ。京都ぎらいがが出たのが2015年で この文庫が出たのが2016年だから 井上氏の文庫版のあとがきが本音なんだろう。ちょっと引用すると ”日本経済は東京一極集中化体制下におかれている。大阪・関西の地位は見る影もなく低下した。とうてい東京のライバルとは言えないようなポジションに、落ちぶれたのである” とある。こうも言っている”私の暮らしている京都は、かって都であった。日本文化の中心をになっていた。しかし、もうかっての力はない。率直に言って没落しきっている” そうな。その思想を確立した理由というのが あとがきに書かれている。 これも引用しよう。 ”たまたま京都市中でプロレスの興行をながめていた時のことであった。私は見たのである。京都への凱旋をマイクで言いつのる某プロレスラーが会場の客からやじられている光景を。「京都に帰ってきた」というレスラーは、ブーイングをあびていた。「お前なんか宇治やないか、宇治のくせに京都と言うな」と、 --中略ーー これで心のなかにあった京都への想いがたちきれたのである。もういい。こんな街とは、縁を切ろう。こんりんざい、京都人らしくよそおったりは、するまい”と言うことから 京都ぎらいという本が生まれるべくして生まれたのである。なんちゅーかしょーもな・・て感じしかしない。あたしは若いころ上京の七本松中立売下ルにいて 古都でも観光都市でもない暮らす街として京都を見ていたので洛外の人がこんなにひねくれてるとは思わなかったのだ。井上氏って京大工学部卒なんだけど まあなんと了見の狭いことか。呆れるより先にアホちゃう?とか思う。あたしが学生時代に住んでたのは昔の遊郭街(千本中立売)の近くだったし 花街である上七軒も近い。だが あたしはあの街が好きだ。あたしは三重の生まれで学生時代と仕事で模索してた時代をここで過ごしたので好きだ。京都人では無いけど 京都が吉祥寺wより住みたいというか暮らしたい街である。そりゃ京都のやわらかい物言いの中に 本音が見え隠れするのはしんどいときもあるけど それでもやっぱり暮らしやすい。東京のように隣にどんな人が住んでるのかわからんような孤立感はない。あかんもんはあかんと言うてくれる街が好き。まあ そんなわけで井上章一氏の関西・京都本はゴミだとしか思えない。amazonで京都まみれが293円 京都ぎらい・官能編が38円 関西人の正体は単行本が94円文庫本が1円(いずれも送料は含まないが)だが すべてカートからばっさり削除した。amazonの評価で主観が8割・・と書いていた人がいたのが面白い。関西風に言えば そうだ そうに違いない よう知らんけど・・であるw 私怨で本を出しちゃいけないのであるw ちなみにあたしの今の実家は大阪京橋だ。大阪も好きな街だけど 混沌の度合いがちょっとあたしにはきつく おまけに実家の上空が航空路なのでうるさい。実家は弟が継と思うので やっぱり上京に住みたいと物件見てるんだけど 貧乏なあたしが買える物件はほぼないが絶対移住してやろうと思ってる。井上氏に言わせれば 左京区も北区も洛外なんだろうが 京都本では有名な柏井壽氏は北区の歯医者さんだ。 入江敦彦氏は西陣(今は海外在住だが) 既に故人だが寿岳章子氏も洛中の人。なんか洛外でえらく僻んでる井上氏だけど もう少し総合的・俯瞰的wに京都を 大阪を関西を見れないのか?と思うのである。この人つまんないや・・というのがあたしの結論である。
 
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芸能界には

2020-12-10 06:53:00 | メンタルヘルス
まったく興味がないのだけど おかんがちょいと岸恵子に似てるので借りてみた。安かったのでamazonのカートに入れていたのだが当然図書館検索したらあったので カートは削除して借りてきた。まああんまり期待して無かったのだけど。私の人生ア・ラ・カルト 岸恵子著 講談社刊 2005年初版である。まあ女優岸恵子が好き・・というわけではないのだが 国際派女優の先駆者でもある人は 何を考えどう生きたのか?とちょっと興味があったわけ。2000年に講談社の編集者が書いたもの見せてくれませんか?というところから この本の企画が決まったらしく10代の終わりから書き溜めたもの まあエッセイでもあり自伝でもありを本にしたもの。まあ まず気に入らないのが 完璧に上から目線の話になってるところだ。誰でも知ってる男優や女優が 隣のおばさんみたいな感覚で煩雑に出てくるので 自慢のようにも思える。まあ 日本を代表する大女優だからそういうのもあるのだろうけど なんか話を盛ってる感じがして真実味がない。全体的に政治的に発言してる部分なんかは ゴーストライターが書いたとは思わんけど手は入れたな 前後関係のフォローはしただろうな・・と思わせるところが気になる。まあ でもスクリーンからうかがえるナチュラルな岸恵子も今や63だ。最近はとんと見ないけど 一世を風靡した実力のある世界に通用する女優なのは認めるところ。ただ よほど稼いだのか 世界中を飛び回ってるから よく金が続くな・・というのが正直なところである。女優の書いた本てまあ大体同じような感じなんだが 本書は振れ幅が大きい 言い換えれば波乱万丈それもいい方ばかりの・なので ますます信ぴょう性が無くなる。岸恵子?誰?っていう人は本書読んでも面白くもなんともないだろう。国際的大女優だ・・と思ってるあたしが読んでも面白くないのだからw 日本では著名な作品で有名だが 海外でどれだけ活躍したのかはあまり知らない。女優というよりも社会派としての印象しか無いからである。まあお好きな人はどうぞ。一度読んだが図書館だけで十分でこれは返してくることにしよう。さて 残りは4冊 13億人のトイレ アイヌと神々の物語 藩とは何か そしてあれだけつまんない・・と言ってた井上章一の関西人の正体・・である。関西人のあたしからすれば 東京人の正体に興味があるわけで 関西人てナチュラルに生きてんだよ!と言いたいところだが 東京から見れば京都のイケズも中に入ってしまえばなるほどなぁ・・と納得するから やっぱりあたしが知りたいのは関東人の正体だろうと思うw
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