思う人はいるだろうが 今回の即位礼正殿の儀 160億の税金が投入されたそうな。天皇制がどうのこうの・・という話はしないが これが国税から払われた・・というのは はたして正しいのか? 今年は台風の当たり年でいくつかの台風が各地に甚大な被害を及ぼし多くの人たちが命を家を奪われた。まあ それで祝賀ムードに水を差した・・ってことで祝賀パレードは1ヶ月遅れるみたいだが結局はやる。これにもまた多額の税金が投入される。天皇は台風の被災者云々・・と気にしてるようなことは言うがそれだけ。国の内外に天皇の即位を宣言するだけならTVとネットでやれば十分かと思うが・・ 本当に国民のことを考えるなら 即位礼正殿の儀は天皇家の資産を切り崩してやるべきではないのか?と思うのはあたしだけか? やるな・・とは言わないけど税金を それも160億も投入してやるほどのものか?と思うのである。
西武観光とJR西が共同運行してたドリームさいたまが ドリーム琵琶湖と統合されて琵琶湖は廃止 さいたまはルートが変更になって 立川駅北口が廃止されて 池袋経由になった。三多摩(東京の西の方をこう呼ぶ)から関西方面に出るにはすこぶる便利だったのだけど いつもこんな少ない乗客だったら廃止になるよなぁ・・と思ってたら11月11日から統合されて池袋経由になった。バスタ新宿まで行くのがめんどくさいので ドリームさいたまを使ってたんだが もう立川では関西に行くバスは無いので 仕方なく新宿まで出ることになるのだが・・ で 京都に行くのは グラン昼特急(3列シート 昼行)と青春エコドリーム(4列シート2階建て 夜行)の2種類しかないわけで これがまた困る。グランで移動しようとすると朝7時半新宿発で 京都は4時過ぎである。これだと普通の人は1日何もできない。あたしみたいに自営とか学生なら一日捨てればいいだけなのだが・・対して 青春エコドリームは 夜行なので着いてから一日フルに使えるのだが 4列シートであんまりリクライニングしないんで熟睡できない。一度事故で振替られて乗ったけど背中や腰が痛くなる代物。おまけにトランクが小さいのでキャリーケースは無理かも。でも オフシーズンの平日なら新宿-京都が3500円である。荷物さえコンパクトにまとめればこれでも十分いける。運賃がドリームさいたまの6割くらい・・というのも貧乏人には嬉しい。7時間我慢すればいいだけだから これもありだな・・と思う。11月11日からドリームさいたまのルートが統廃合で変わるのを知らなくて 必死で予約しようとしてたんだが 運行するバスはありません・・になるので 西武バスに電話したら 統廃合でルートが変わります。HPに書いてあります・・とにべもない。探したら小さく書いてあったけど これじゃ誰もわからんだろう?状態である。まあ西武嫌いなんでもうどうでもいいっちゃいいのだが。昼行便だとちょうど中央線の通勤ラッシュに引っかかるので嫌だなーと思っている。帰りの京都からは少し遅いのだが これまたラッシュにひっかかって余裕を見ておかないと乗り遅れるな・・というのが目下の問題だ。まあ 新幹線だと1万4千円近いから 多少の不便は我慢するとしよう。
お天気が悪かったので ほとんど宿にこもって本を読んでいた。見に行ったのは3件。以前見に行った北区上堀川の告知ありの880万の3Kは 業者は相場より500は安いからすぐ売れるでしょう・・と言っていたが まだ残ってる。告知義務の内容が相当酷いんだと思うので買い手がつかないようである。あと加茂川沿いの1988年築の3階建て 10畳が4部屋に収納も多い おまけにシャッター付の屋内車庫まであって 2480万・・のところ 値下げしました 2130万。これは安い。掘り出し物だな・・と思ってよく見たら瑕疵・告知事項あり・・となってる。うーむ・・と思って大島てるを見たら90年代に首吊りがあった物件。大島てる・・って家の画像まで出るのでビンゴである。かなり安いが首吊りは嫌でパス。次は相国寺門前町の1912年築の民家。外は見れたのだが 中は出してる不動産屋が直接管理してるわけではなくて 別の業者が鍵を持ってるらしく 内見したかったのだがスケジュールが合わず断念 ここは4Kで間取り図を見ると通り庭を床上げして今のキッチンを入れてあって トイレも洋式 お風呂も半間幅では無いようなので昭和の時代に改築したのだろう。建具もサッシが入ってたし。南向きだが南側には生垣と松の木があってちょいと暗そう。裏手に回ってみたのだが古色蒼然としてるので相当手をいれなきゃならない感じである。土地は24坪だが借地権で地代が月3万2千で物件が980万。昭和の時代に改装したみたいだから京町家の雰囲気を出すには大幅な改築が必要だろう。と言う前に中が見れないので ここは次回に回す。もう一軒 叡山電車の元田中の近くの陽だまりの家ってフルリノベーションした町家。写真で見る限り すごくモダンな京町家なのだが敷地一杯に建ってるから これは骨組みだけ残したフルリノベ物件である。新築だと第一種住宅専用地域だと 建蔽率60%容積率200%~なので当然セットバックがあるはずだが ここは無いのでフルリノベだ。敷地が18坪の総2階。最初に見た時には3980万で京阪の出町柳まで徒歩10分なんで これいいよねーと言ってた物件なんだが 時間の都合で行けず 今回ネットで見たら 3430万に下がってた。お洒落だが土地は18坪しかないから 坪190万計算でお高い。550万下がろうがとても手が出る金額ではない。まあどうせ買えないけど回りは見ておこうと不動産屋通さずに見に行ったのだが モダンすぎて 京都でなくてもいいじゃん?という代物である。更に出町柳までの道が寂しくて暗い。隣は市営の大きな団地なんだが 人通りの少ない夜はちょいと怖くなるような道。すぐ裏は下鴨警察なんだが・・・で 回りにお店も何も無い。買い物は出町柳にドラッグストアはあるけど 食料品は河原町越えて出町の商店街まで行かないと無い。これはパス・・つーか金額的に無理なんで最初から諦めてたんだが・・・しかし一気に550万下げても売れないのか・・世の中不況・・・と言う前に 18坪でこの値段は無いだろうという感じ。結局今回も空振りである。でも物件買うときは買ってからの買い物とか病院とか調べてから買わないと ハズレを引くな・・と思った次第。あーあと叡山電車の線路脇だけどローカル路線だからそんなに通らないだろうと思ったら10分の間に3本通ったw 近くに踏み切りがあるのでこれが結構うるさい。まあ電車自体は一両か二両なんでかわいくていいんだがw やっぱりしつこく現地を見ないとわからないことも多い。高い買い物だから慎重にならねば・・・って その前にそんな金ねーよ・・って話である。
3冊の椎名誠 地球どこでも不思議旅 小学館刊 1989年10刷 これは旅エッセイである。まあ そこそこ読めるのだが 別に誰が書いても同じような内容である。これも及第点以下。犬の系譜 講談社刊 昭和63年2刷 これは小説現代に連載されてたやつをまとめたやつ。大きな約束 集英社刊 2009年初版。この2冊は椎名誠の子供時代を描いた私小説。これも独りよがりでつまらない。大体小説の体を成してない。 ああ もう一冊あった。ひとりガサゴソ飲む夜は・・ 角川書店刊 平成17年初版だが これは酒呑みにはちょいとおもしろかったので とりあえず廃棄は保留である。まあ酒呑みが酒とアテについてうだうだ書いた内容なんで 大酒呑みでも無い限りあんまり面白くないだろう。あたしは大酒呑みではないが酒を呑むのは好き(ただしお腹が弱いのですぐ下しちゃうのだがw)なので そこそこ楽しめた。まあ総じて面白くない。自称作家であちこち公演に飛び回ってるてて 映画や写真やと多才なのだけれど みんな大味というかどれも同じ味なので飽きる。まあ作家ってそれぞれのスタイルがあるから これでいいと言えばいいのだろうけど これだけ同じ物が並ぶともうたくさん・・なのである。まだ部屋に椎名誠は何冊かあるから それも読んで処分しようと思う。これが終わったら次は村上春樹だ。これも大量に売れたので1円とかで結構買った。1Q84を図書館で借りて全巻読んだ嫁はんは偉い。アフターダークは読んだのだが ちっとも面白くないので 他も同じだろう。ノーベル文学賞最有力作家・・と言われてる村上春樹だが あたしはどこが面白いのかさっぱりわからない。ほぼ消化試合なのだが1Q84もねじまき鳥クロニクルにしても分厚いうえ分冊なので気が進まない。と言って読まずに捨てるのは癪なので読むのだろう。好きな作家はあっという間に読んでしまうのだが そうでないといつまでたっても残りページ数だけ気になって進まないのである。
山梨の山奥で山暮らししていたのは前に書いたが 当時は仕事の反動もあって(プログラマ)アウトドアべったりだった。その当時のアウトドア雑誌というと硬派の山屋の雑誌の山と渓谷か軟派なアウトドア遊びのカタログっぽいBE-PALくらいのもので あたしは真剣に山に登ろうと思ってたわけではなく 田舎暮らしというか山暮らしがしたかったのでBE-PALを読んでいた。その中のカヌーイストで作家の野田知佑氏のコラムが好きでシーナマコト・・って彼の友人だから 面白いんだろうな・・と思って さらば国分寺書店のオババを読んだら結構面白かったのでごっそり買った。まだamazonのマケプレの本の送料が257円だった時代だ。高くても200円しないのばっかりだったので 調子にのって大量に買った。暇ができたらまとめて読もうと思ってたのである。元々あたしは好きな作家の本は全部買わなきゃ気がすまないタチで(森見登美彦氏なんかは予備も買ってるくらいw)ごっそり買ったわけだが。で そのうちBE-PALで椎名氏が怪しい探検隊・・ってコラムを連載しはじめて 作家椎名誠・・って面白いんだろうな・・程度に思ってたが仕事が忙しくて 読んでる暇も無く書棚の奥に大量に埋もれていたのである。友人が返本のバイトをしてるので 週遅れではあるけれど週刊文春を貸してくれる。これに新宿赤マントシリーズで椎名誠がコラムを書いてるのだが これが期待したほど・・というか全然面白くないのである。自分の主張を述べるわけでもなく どこに行ってキャンプをして大酒飲んだ・・みたいな話ばっかり。えっ?椎名誠ってこんなにつまらなかった・・っけ そういや大量に買ったよなあ・・と書棚を探したら出てくる出てくるw で 今回もまた京都である。週間天気を見てたら台風も来てるしあんまりよろしくないので 暇つぶしに読んでしまおうとキャリーケースに8冊ほど放り込んだ。どうせバスだしキャリーだから単行本8冊くらいなんでもない。で 京都だが どうにも天気が悪い日が多くて物件を見に行くのも不動産屋の都合と合わせなきゃいけないので暇な時間が多くて 結局全部読んでしまった。なぜ京都に重い単行本8冊も持ってくるのか?と言われりゃ間抜けな話だが 文春のコラムを読んで面白くなかったら京都の古本屋に捨てて来ようと思ったのだ。東京の自宅周辺には古本屋が無いし あたしは本は捨てられない性格だし 嫁はんに読まない?と訊いたら 興味ない・・と言われたので持って来たわけ。読んだのは くじらの朝がえり 文藝春秋刊 2000年初版 、南国かつおまぐろ旅 同刊 1994年初版 、ぶっかけめしの午後 同刊 2002年初版 、焚火オペラの夜だった 同刊 2001年初版 、ひるめしのもんだい 同刊 1992年初版 とあと3冊。この3冊については別に書くけど この5冊 週間文春のコラムをほぼ11ヶ月分ずつまとめたもの。 どこに旅して何を食べて 何を呑んで 田舎や開発途上国の子供が輝いてた・・みたいな 要するに日記である。これ作家の書くもの?と思わせるくらい どこを切っても金太郎飴みたいで 行く所や酒の種類や 食べたものの種類は違うもののみんな同じである。一言で言えば椎名誠の日記だ。全然面白くないのだ。というわけで この5冊は迷わずと古書店に捨ててくるつもりだ。期待してたから これだけつまらないと何をか言わんや・・である。